『イーオン・フラックス』*1

要素毎に分割してみると、

ギミックやアクションは笑えるぐらいツボ。コーエン兄弟が作ったんじゃないかと思える程、趣味に走ってる。非対称の衣装とか、一体何時の古めかしいSFか?とも。コテコテ。
ストーリーは……、どうなんだろ。単純明快だけど、ハンドラーってなんだろう?よく判らんかった。ま、構わないけど。
しかし、理想社会で生殖機能に何らかのトラブルを起こすというのは、結構お約束なのかな。私が始めに、この手の話を読んだのは、中学生の頃、田中光二の『大滅亡』*5の中で、地下世界で辛うじて生き残っていた住民は、機能不全に陥り、自然生殖が不可能になった後、保存していた遺伝子に遺伝異常が起こり色素が無くなり、半透明の姿になっていたというのが、強く記憶に残ってる。その後『レダ』とかも読んだし。
ま、古めかしいSFが好きなら観ても良いかも。