新ジャンル 食べるラー油食べ比べ 桃屋 VS エスビー

aestiva2010-03-28

私にとってラー油といえば餃子にかける程度の地味な調味料という印象がありました。ところが、国内のある食品メーカーが革新的なものを発売してその印象が変わりました。それは桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油です。このラー油は食べ物にただかけるラー油ではなく、ラー油の中に入っている具の食感、味を楽しめ、かけた食材をもっとおいしくするものなのです。ラー油の使い道は広がって、サラダ、白いごはん、冷奴にかけてもおいしく食べられるスーパー調味料となったのです。スーパーや小売店では軒並み品切れになるほどで、一時は生産が追いつかないほどでした。この人気に後から追随して発売を開始したのが、エスビー(S&B)のぶっかけ!おかずラー油です。今回は二つを食べ比べてみました。

桃屋 辛そうで辛くない少し辛いラー油
原材料:食用なたね油、フライドガーリック、食用ごま油、唐辛子、フライドオニオン、唐辛子みそ、砂糖、食塩、パプリカ、すりごま、オニオンパウダー、粉末しょうゆ(小麦を含む)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンE)

エスビー ぶっかけ!おかずラー油
原材料:食用なたね油、フライドガーリック、食用ごま油、赤唐辛子、調味料(アミノ酸等)、食塩、ラージャン、粉末醤油、砂糖、アーモンド、オニオンパウダー、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、(その他小麦由来原材料を含む)

どちらも瓶詰めで、内容量の110gは同じです。そして、どちらも激辛ではなく少し辛い、チョイ辛というのを一面に押しています。フライドガーリックによって香ばしい味に仕上げている点も同じです。私には香りもほとんど同じと感じました。あえて違いをいうとすれば、桃屋の方がカリッとした食感を強く感じ、唐辛子みそを使っているからか色が茶色がかっていると思いました。そして、エスビーの方が後から辛さがやってきて、赤唐辛子の色が引き立っている印象を持ちました。佃煮やメンマなどで培った瓶詰めが得意な桃屋、カレーなどのスパイスが得意なエスビーとどちらも日本を代表する食品メーカーとして甲乙つけがたい立派なメーカーです。
日本で急に始まった新しいスタイルのラー油のシェア争いですが、この2つのメーカーで勝敗はつくのか?それとも新たなメーカーの参戦はあるのか?もっと盛り上がるのか?それとも今後は落ち着いて下火になるのか?ますます目が離せないところです。少なくとも、私にとっては必ず家に常備しておきたい調味料となりました。本場中国の方はこれを食べたときにどのように感じるのでしょうか?それも気になるところです。


桃屋 S&B エスビー食品
食べるラー油レシピ