Java Seminar 2005 in Fukuoka

にいってきました。
豪華なメンバーで、楽しませていただきました。
このようなセミナーが福岡でも増えるといいですね。

以下メモ&感想です。


浅海智晴さん
(メモ)
 ・モデル駆動画型アジャイル開発をお勧めしたい。
 ・ロバストネス図を青写真として使うと良い
 ・コンポーネントの仕様をUMLで書いて、Javaで一気に落とす
 ・コンポーネントの粒度の定義はサブシステム、モジュール単位。
  コンポーネントの再利用は現時点では考えないほうがよい。

(感想)
 ・アジャイルチームでは職人芸的な力でモデルをスケッチレベルで作成しているんだけど、
  そのような力がチーム全員がつけれるようになることを考えると、
  学習目的として青写真レベルで作成するのもよさげですね。


藤田一郎さん
(メモ)
 ・レイヤーでチームを分けるのはおすすめしない。
 ・Axisの1.1はWS-I対応していない。1.2から対応。
  (Basic Profile 1.0のこと?)

(感想)
 ・Visual EditorとWST(the web standard tools subproject)を使ったデモが素敵でした。


丸山不二夫さん
(メモ)
 ・プログラムを対象とするプログラムをメタプログラムと言う
 ・EJB2.1まではHome,Remoteインターフェイスを使ってアスペクト指向的なアプ
  ローチとコードジェネレートをおこなっていた。
 ・アノテーションを使うことで、様々なインピーダンスミスマッチを埋めることができる
 ・アノテーションを書くプログラマと、それを使う一般のプログラマに分かれる。

(感想)
 ・今回の公演で一番強烈でした。なんかマッドな感じで興味深く楽しませていただきました。
 ・EJB3.0のEntity Beanはほとんどアノテーションを使ったHibernate
  S2Daoにも似ている。


原田洋子さん
公演は聴けなかったんですけど、打ち上げでお話できました。
ちょっと前にJSFを実プロジェクトで使って、相当苦労したので、
実は原田さんへの質問が今回一番の目的だったりします。

(メモ)
 ・JSFはRI、MyFacesともに実装がまだ追いついていない部分がある。
 ・J2EE5.0がリリースされるころには、もっと使えるレベルになっていくでしょう。
 ・JSFにはJSPの実装を含めないほうがよかった。
 ・状況はどんどん改善されていくでしょうし、していかないといけない。
 ・DegesterをJSF実装に使っているのはよくない、
  SAX的なアプローチより、JAXBなどを使ったほうがよいでしょう。

(感想)
 ・初めてお会いしましたが、キュートな方でした(もっと怖い方かと思っていました)
 ・いや、すごい勉強になりました。雲が晴れました、精進します、ありがとうございます。
 ・S2やMayaじゃないですけど、J2EEの仕様に対して前向きな意見を出していくことが
  必要なんだろうなーと思いました。

JSPとJSFは私たちの構文を盗んでいます。

WebWork2の作者、Patrick LightbodyのBlogより。

やっぱりWebWork2、好きだなぁ。
プロダクトとか、ツール系のWebアプリケーションを
アジャイルに作るときに特に向いていると思います。