「だめんず・うぉーかー」ああ、愚かな人間ども
- 作者: 倉田真由美
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 文庫
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次から次へと変な男、例えば「虚言癖」、はんぱじゃないくらいの「暴力」、「浮気」、「借金」等を繰り返すような男にはまる女性をエッセイ風ギャグ漫画に描かれたものだ。
共感する女性が多いのだろうか。
ドラマになったり、舞台になったりと、大流行だ。
私はこの漫画が出た2、3年くらい前から注目しており、全部熟読し、参考にしている。
それにしても、なんでこんな男を・・・と思うような男ばかり出てくる。
しかし、深刻になりそうな話を明るくからっとギャグ風に仕立て上げられていて、悲惨な男女の実態も読んでいると滑稽さが感じられる。
人間は「互いに思いやりを持った関係」「尊い愛」「純愛」に魅かれる反面、こういった「駄目な関係」からも目を離すことができないのか。
この間、ドラマにも出てきた「ブルース」という男は、女性と関係を持つことのみを目標にし、一度関係を持つと二度とその女性とは連絡を絶つ。
そんなことを何千人もの女性と10年くらい続けているという。
ここまでくると女性が、というよりこの男性のほうがなんだか気の毒に思えてくる。
人生の貴重な時間をそんな馬鹿なことに費やして・・・
男性には少なからずやそういう願望があるのだろうか。
かわいそう。
いくら、男女の駄目な関係がこうやって明るみに出ても、やっぱり駄目な男に魅かれる女は減らないだろう。
それが、人間の性だ。
どんな人生を送りたいかしっかりとプランを持ち、こういう漫画を反面教師として学ぶ。
そして、自分の前に現れる男性を冷静に見極め、学んだことを生かせれば変な男に引っかかって時間を費やす人生を送らずにすむのではないか。
私などは、読書家なので自慢ではないが、この漫画以外にも様々な書物で様々な恋愛のパターンを読んで勉強している。
だから、決して恋愛において愚かしいことにはなりえない。
「おかしい」と思ったら書物から得た知識ですぐに危機を察知できる。
はず。