ヤクルト快進撃には、守谷のこの人の力が・・・

 日曜のソフト練習、暑かった、きつかった。
曇り一時雨の予報が、とんでもない猛暑になってしまった。
風もなく、少し練習しては、給水に駆け込む有様。
9名が猛暑の中、内2人が短パンでの参加だ。
小生含めて60歳以上が4名。
熱中症なんかで、命取りになるリスクを犯しての練習だ。
しかし、こういう暑いときには、体中の毒素を汗として吐き出し、
新鮮な水を注入し、体中の水分を入れ替えるという、新陳代謝が大事だ。
 給水係りのウサヤン、麦茶にしっかり塩分を入れての毎度の参加。
このクソ暑い時、何よりも有難い、冷たい麦茶。
道具係りといい、裏方の人達の働きがあって、実現できる練習。
ただ感謝、感謝。
14時から3時間、来週の東部リーグ目指し、目一杯の練習になった。

 ところで、最近のスポーツ界、世の中の節電の様に、なんだか暗い。
まず、イチローが絶不調だ。
今年の大リーグ・オールスター、選出されず、残念。
なんとか200本安打の新記録だけは、実現してもらいたい。
 ゴルフ界のウッズ、藍ちゃん、遼くん、皆そろって元気が無い。
贔屓の選手が不調で、スポーツニュースもつまらない。

 プロ野球界、今年は異常だ。
セ・パ交流戦の結果、ヤクルト以外、セリーグ殆ど負け越し状態だ。
特に、今年のセリーグが弱い。
巨人、阪神がそろって負け越しと、調子が出ない。
ここ数年、パリーグとの力の差がはっきりしてきた。

 なぜだ。
評論家達の一致した見方は、DHにありだという。
セリーグに比べ、投手は、9人の打者との戦いで、気を緩める場面がなく、
絶えず緊張感を持った投球が続き、投手のレベル向上に繋がった、との事だ。
 
 そうかなー。
手を抜けるという効果もあるはず。
思うに、人気のセリーグに追いつけ追い越せという、長年の地道な成果が結実したのでは。
豊富な資金で、他球団から選手をかき集めるという、安易なチーム強化策が破綻しつつある。
今シーズンの巨人、阪神楽天の不調原因、そんな気がする。
パリーグは、2軍でしっかり育て、1軍に上がれば、競争原理が機能している。

 パリーグが強い要因として、投手力のあるチームが多く、
今シーズンからの、飛ばないボールの影響もあるか。
 今年のプロ野球セリーグチーム全てが負け越しという珍現象、無きにしも非ず。
その時、パの覇者とセの覇者の戦い、無意味な日本シリーズになるだろう。

 そんな中で、我ヤクルト、想定外の快進撃だ。
何故だか、分析してみた。
 まず、今年は、3.11大震災が、あった。
東北高校ダルビッシュ楽天マークン、目の色を変えての働き。
ただ地元、楽天だけが、空回りだ。
 ヤクルトも、東北出身の3名、石川、良則、畠山が、大活躍。

 だが、この人の力が大きい。

 その人、「伊勢大明神」、伊勢打撃コーチだ。
その勝負強い打撃と名字から、この愛称で呼ばれ、
記録より記憶に残る選手で、ここ一番、勝負強かった。
 
 一番の真価を発揮したのは、コーチになってからだ。
ヤクルト、近鉄、広島、巨人、それに韓国と、引っ張りだこに。
 二度目のヤクルト打撃コーチ時代には、
野村監督の下、三度のリーグ優勝、二度の日本一に貢献。
ヤクルト時代に培ったデータ分析の腕を買われ、
巨人の打撃コーチを務めた。
当時12球団最低だったチーム打率をトップに押し上げるなど、
巨人5年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献。
 その後、韓国プロ野球・SKワイバーンズの打撃コーチに就任し、
WBC韓国戦では、その戦力分析に一役買い、WBC優勝に貢献した。

 昨年、ヤクルトの打撃陣の立て直しのため、打撃アドバイザーに就任し、
今シーズンから、一軍総合コーチだ。

 この人、外国人助っ人にも、絶大な信頼がある。
外国人選手のプライドを傷つけずに、かつ的確な指導をするのだ。
 ヤクルトコーチ時代、スランプに陥ったジャック・ハウエル
オールスターゲーム期間中に、つきっきりで指導して、後半戦の大爆発につなげた。
 近鉄コーチ時代はタフィ・ローズの相談相手になっており、
ローズからは「日本のお父さん」と慕われ、コーチ退任後も、
不振に陥れば、伊勢に指導を請うこともあった。
 また、不調だった李承菀に請われ、特製の「伊勢ノート」も作った。

 その伊勢さん、なんと守谷のロックシティ近くに居を構えている。
ヤクルト快進撃には、守谷のこの人の力、大だ。

 守谷のみんな、今年は、そんなヤクルトを応援しよう。
そして、勝ったときには、「東京音頭」のかわりに、「守谷音頭」で、傘の乱舞を。

<画像は、日曜のソフトの練習、水分補給の休憩だ・・暑かった>