一昨日のニュースの続きです。産経新聞ニュースより。

【高槻保険金詐取】改姓して保険金の受領繰り返す
2010.9.16 02:00
 大阪府高槻市で遺体で見つかった宇野津由子さん=当時(36)=の養母ら9人が交通保険金の詐欺容疑で府警に逮捕された事件で、養母の無職、宇野ひとみ容疑者(35)と自殺した養父で宇野容疑者の夫=同(39)=が平成16年2月以降、少なくとも5つの異なる姓で交通事故の当事者になり、保険金を受け取っていたことが15日、関係者への取材で分かった。借金逃れや偽装事故の発覚を防ぐ目的で養子縁組を繰り返し、グループのメンバーにも改姓を勧めていたとみられる。

 関係者によると、宇野容疑者夫婦のいずれかが当事者となった交通事故は5件。当時の2人の姓はそれぞれ、養父が「福田」と「宇野」、宇野容疑者が「吉川」「北藤」「入江」だったという。

 宇野容疑者はこれまでの人生で、姓を変えたり戻したりして8回改姓。両親の離婚のほか、宇野容疑者自身の結婚、離婚、養子縁組を理由として、6つの異なる姓を名乗ってきた。

 養父とは結婚後にいったん離婚し、再婚したが、離婚中に別の男性と養子縁組して「入江」姓を名乗っていた時期があった。逮捕容疑となった20年5月の事故当時は入江姓で、改姓を繰り返すことで保険会社や警察の警戒から逃れようとしていたとみられる。

 養父はグループのメンバーらに「養子縁組で改姓すれば不正をしやすい。借金取りから逃げられるし、クレジットカードも作れるようになる」と吹聴。養子縁組を手助けし、礼金を受け取ることが収入源の一つになっていたという。

 元トラック運転手の入江誠容疑者(36)も養父の勧めで養子縁組し19年に改姓。養父に連れられて、養親となる「入江」姓の男性とともに奈良県内の市役所を訪れ、養父の指示を仰ぎながら手続きを進めたという。

戸籍名で個人を特定などできないという事実を改めて思い起こさせる。彼らにとって、名前は詐欺の道具か?

海を渡る祭

国東半島から、山口県祝島(上関町)まで、海上の49キロメートルを神霊が渡って行く独特の「御神幸」である「神舞神事」。本書その解説書。1975年の出版だから、既にそれから35年が経過しているが、この神事はそのまま続いているのだろうか。そういえば、原発反対運動によって取りやめになった年があるというのは、数日前の本で読んだが・・・
海を渡る祭―祝島と国東別宮社の神舞 (1975年)