あらすじ
完全新作・オール読切のアンソロジー・シリーズ最新刊。豪華9作の饗宴。「毎回がらりと違う顔ぶれで、がらりと印象の違うアンソロジーをお届けするそれが《NOVA》シリーズの編集方針です。この『NOVA4』は、七色の変化球を主体にした変幻自在の1冊。伝奇、ファンタジー、ホラー、ミステリーなど、バラエティ豊かな9編をごゆるりとお楽しみください」大森望
【入院中読書】1作以外は質の高いSF短編ばかりで、レベルの高いアンソロジーにまとまってる。北野・斉藤・森・森田・山田あたりが好きな作品。北野勇作は最近の復活っぷりがすごい。斉藤直子はこの人の笑いのツボがなんか心地いい。森田季節は今までラノベ作家だからと回避してたが本書で一番好きだ。他の著作も読もう。山田正紀のハードSFも圧巻。ブラックホールと量子もつれと蝙蝠と脳を解釈した理論は長篇並みのネタで豪快な一篇だ。
- 京極夏彦「最后の祖父」
- 北野勇作「社員食堂の恐怖」
- 斉藤直子「ドリフター」
- 森田季節「赤い森」
- 森深紅「マッドサイエンティストへの手紙」
- 林譲治「警視庁吸血犯罪捜査班」
- 竹本健治「瑠璃と紅玉の女王」
- 最果タヒ「宇宙以前」
- 山田正紀「バットランド」
★★★★☆