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料理するとき、必ずしも正確にレシピ通りにやらないことは多い、作る量、素材の手に入りやすさの問題、この素材は嫌い、ここにはこれをもっと加えたほうがいい、この工程は手間がかかる…。そういうバリエーションをうまく記録したり、見えるようにしたりできないか。クックパッドだと、存在するレシピにコメントするのは、つくれぽという形になる。つくれぽ、写真とテキストが投稿できるが、文字数は少ない、どちらかというと機能としては、レシピを参考にした人の喜びの声を表す、レシピ作成者への正のフィードバック、またそのレシピの価値の尺度。今日の料理というサイト、ユーザーの投稿したレシピもあるけどそんなに多くなく、基本的に番組で紹介されたレシピがアーカイブされている。レシピにコメントがつけられるようになっていて、そこそこの長さのものもある。役に立ったコメントを、他のユーザーが評価して、カウントアップするボタンもついている。レシピの作成者は料理研究家などであって、コメントすることはユーザー間のコミュニケーションを担わないから、好きに書きやすい気はする。

未来世紀ブラジル』。こうやって誰もが自分の生活を衆目にさらすようなことをしているのに、監視社会といわれてもあまり思うところはないけど。全編通じて、コントっぽい仕掛けがちりばめられている。おふざけの、皮肉のこもった未来像は見てて楽しい。「もし本当に社会がこんな調子で回っていたら。」特に主人公が体験する二つの職場のシーンが好き。

映画やドラマ、何事もなく話が進むなんてことはなく、それをエンターテイメントたらしめるための当たり前のハプニングの連続があり、フィクションであると分かっていても、それが結構ストレスで、何度も視聴をやめたくなる気持ちをこらえながら見る。終わってみれば、ああよかったなともなるんだけど。