ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2007


今年もこの季節がやってきました(チョット遅れ気味ですが)。世間でもすっかり有名な新酒ワイン「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」です。
「ヴィラージュ」とはボジョレー地区の更に限定された地域のことで、そこでとれたブドウを使い造られたものにのみこの名前が入ることが許されている。「ボジョレー・ヌーヴォー」のなかでも一応ワンランク高いことになる。「ボジョレー・ヌーヴォー」の製造法は他の赤ワインと違い、「マセラシオン・カルボニック法」と呼ばれるブドウを急速に発酵する製造法を用いているのが特徴。ブドウの品種はガメイ種。
まぁ、ワインの説明はここまでにして…
今年も自分で飲む為に行きつけのワインショップにて↓下のチーズと共に購入予約をしていましたが、先月からの体調不良で服用している薬の効果が弱くなる為、基本的にアルコールもドクターストップになってしまったので、自転車チームの中でもチーズ&アルコール好き、及び色々お世話になっているP-kariさんを自宅にお誘いし、簡単ではあるがホームパーティをすることに。
P-kariさんと娘さんに来てもらい、早速このワインを開け乾杯し無事スタート。僕も基本的に禁酒だが、折角なので1杯だけいただく。僕の本来の好みの赤ワインはミディアム〜フルボディの渋みのしっかりしたタイプだが、これはこれで、若々しく瑞々しくフルーティで美味しいと思う。P-kariさんにも気に入ってくれたようで、よかった。

ボジョレーに合うチーズ8種類


こちらはワインと一緒に購入したチーズで、ワインショップの奥さんがボジョレーに合わす為に特別にセットにして販売してくれたもの。
写真ではカットしてあるし、わかりにくいかもしれませんが、一応…まずは上段左→右へ「シャウルス」「スーマントラン(エルベモンス熟成)」「クロミエ」「アフィデリス」
下段左→右へ「ブルー・ド・ラカイユ」「グー・ノア(エルベモンス熟成)」「ブルー・デ・コース」「コンテ(24ヶ月熟成)」です。
全てフランス産のナチュラルチーズです。説明&個人的感想は簡単に「シャウルス」シャンパーニュ地方の白カビタイプのチーズで、中身はミルクの濃厚な風味と旨味があるが、サラッとして若干の酸味もある、無殺菌乳を使用している為かキノコなどに似た風味もほのかに感じる。外皮は無殺菌乳の白カビタイプらしい感じの若干クセがあり、少し厚みがありやや固め。外皮が特にキノコっぽい風味が強い。中身はトロっとして美味しかったが、外皮が若干クセのある状態になっていた。
「スーマントラン(エルベモンス熟成)」ブルゴーニュ地方のウォッシュタイプのチーズ。表皮は塩水で3週間以上磨くことによりツヤのあるオレンジ色になっていて、香りはチーズに慣れていな人にはきついと思う。しかし、中身は熟成士の腕もあると思うが、トロっとしており、ミルクの風味と旨味(甘い)がギュッと凝縮されたような濃厚な味でとても美味しかった。
クロミエ」ロレーヌ地方の白カビタイプのチーズ。同じ地方のチーズ「ブリ・ド・モー」「ブリ・ド・ムラン」と並んでブリ3兄弟と称されることもある。その中でも一番小さい為末っ子とのこと。中身はムッチリと弾力があり、ミルクのコクと胡桃などのような香りがあるのが特徴。外皮は白カビタイプの中でも比較的薄めだが、無殺菌乳を使用しているからか熟成が進むとほのかなアンモニア臭がしてくる。今回のものも中身はムッチリしてコクがあり美味しかった。
「アフィデリス」ブルゴーニュ地方のウォッシュタイプのチーズでブルゴーニュの銘酒「シャブリ」で洗ってあるちょっと贅沢な(?)チーズで表皮はツヤのあるオレンジ色。「スーマントラン」同様ウォッシュ特有のきついクセのある香りがある。しかし、その臭いとは裏腹に中身はねっとりとミルクのコクがあり甘く美味しい。今回のように赤ワインはもちろん、シャブリとの相性も抜群(?)
「ブルー・ド・ラカイユ」オーベルニュ地方の青カビタイプのチーズ。青カビのシャープな味とクリーミーな生地(白い部分)との組み合わせが独特で後をひく美味しさです。
「グー・ノア(エルベモンス熟成)」僕もこれまで見たこと無いチーズなので、よくわかりませんが、シェーヴル(山羊)タイプのチーズです。こちらも熟成士の腕なのかシェーヴルらしい爽やかな味わいでありながら、食感はトロっとしておりミルクのコクや甘さも充分感じられ美味しかった。
「ブルー・デ・コース」ミディ・ピレネー地方の青カビタイプのチーズ。その製造法などから「ロックフォール」の牛乳版と言われている。ちなみに「ロックフォール」は羊乳を使用している。風味は青カビチーズの中でも強め、味も「ブルー・ド・ラカイユ」よりシャープさが際立つ。しかしミルクの脂肪分が高い為なめらかで、ミルクの甘さも感じられチーズ初心者にはきついかもしれないが、美味しいと思う。
「コンテ(24ヶ月熟成)」フランシュ・コンテ地方のハードタイプのチーズ。フランス人に最も親しまれているチーズと言われ、生産量も数あるフランスチーズの中でも一番多いらしい。ナッツのような風味とミルクのコクのある甘さが特徴で、この24ヶ月という長期熟成になると、その旨味成分であるアミノ酸の結晶が出来て食感も少しシャリシャリしてとても濃厚な甘さで美味しい。

いろいろ書きましたが、今回僕もP-kariさんも「スーマントラン」が一番美味しかったように思います。

フィナンシェ・ノワゼット


普通の「フィナンシェ」はアーモンドパウダーを使用するが、今回はヘーゼルナッツパウダーを使用し「フィナンシェ・ノワゼット」(ノワゼットとはヘーゼルナッツのこと)とした。
今回宴の途中に焼き立てを食べてもらう為、P-kariさん達がやってくる少し前から生地を仕込み始め、休ませる時間で調整し、上手くデザートとして焼き立てを食べてもらえることができました。焼き立ては表面はカリッと中はしっとりもっちり、風味もヘーゼルナッツの風味豊かで口に入れた瞬間、口の中に香りが広がります。
今回初めてヘーゼルナッツバージョンに挑戦しましたが、美味しいので機会があれば今後も作っていきたいですね。ただ、好みの問題ではあるのですが、普通の「フィナンシェ」はバターの風味とアーモンドの風味の組み合わせの美味しさが特徴ですが、「フィナンシェ・ノワゼット」はバターも少しは感じるもののヘーゼルナッツの風味が完全に勝っているって感じです。
『見た目:4 食感:4 味:4』

クレムー・オ・ミエル(第2弾)


先日も作って美味しかったし、成功率も非常に高く、メインの料理が焼きたての「ラザニア」で、他にもチーズなどと濃厚メニュー揃いだったので、あっさり食べれるデザートにしようという考えで「クレムー・オ・ミエル」を作りました。
前回は残りものの卵黄、生クリームを使用した為か、今回(今回はこの日の為に用意)のが前回より美味しく感じました。
『見た目:3 食感:4 味:5』

今回P-kariさんにも娘さんにもとても喜んでいただけたようで、色々と準備した甲斐もありました。また、ワインの方も無駄にならずに済んだし、少量でも僕も味わうことが出来たし、とても楽しい時間を過ごすことが出来たので、突然の招待にも関わらず快く参加いただいたP-kariさんには感謝しておりますm(__)m

にほんブログ村 スイーツブログへ 
ファイブスタイル ブログランキング

↑ランキングに参加しています。こちらをポチっとお願いします♪
(クリックすると1票入る仕組み、ページにジャンプするだけです。