ニコニコ動画と政治との相性は

とりあえず、1時間半をほとんどぶっ通しで見た後の感想。
今までニコ生自体見たことなかったけど、広告につられてホイホイ付いていってしまった。

まずは内容についての感想。
とりあえず、鳩山サイドの準備不足。
何に対する準備不足かというと、見てる人が「何」を求めて生放送を見に来たのかを予測してない。
どんなユーザーが来て、どんな話をして欲しいかを前提とした構成ができてなかった。

小沢代表の秘書問題を始め、民主党政権交代に対する政策など、皆様が納得いくまで、鳩山議員と討論していきたいと思います。

という運営の触込みを見たユーザーは、この中の”討論”ということに期待してやってきたと思う。
だけど、鳩山サイドはどちらかというと”民主党の方針”を話そうとする時間が長すぎて、
ユーザー側に「聞きたいことを話してくれない」「コメント見てるのか」「何が討論だ、一方的過ぎる」という印象を
最初に持たせたのが失敗。それが結局、後々のコメの流れやアンケートの散々な結果につながったと思う。

ちょっと鳩山サイド(というか他党からも生放送に出ようという猛者も含めて)はニコ動・ニコ生の
今までのメディアとは違う特性について”勉強”しておく必要がありそうだ。
テレビの中継やら新聞では、映像や発言内容が取り出されて報道される。そしてそれに対するレスポンスは直接返ってこない。
だけど、ニコ動では、発言・あるいはスルーすることそのものに対して、リアルタイムでレスポンスが目に入る。
そしてそのレスポンスに対してうまく返さないと、かなり取り返しのつかない雰囲気になってしまう。

政治がニコ動を利用・活用しようとするなら、まずニコ動という場について理解しなければ、
次に小沢代表が生放送に出演することが決まったとしても、同じ結果になるに違いない。