1126 チャットモンチーの求愛ツアー@Zepp Osaka

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チャットモンチーの求愛ツアー♡
w/ASIAN KUNG-FU GENERATION/People In The Box
Zepp Osaka






なんという俺得対バン。
ステージにはカーテンがかかってて、そこには大きな木が。
すると開演前にその木が喋り出したのです。
えりこ「求愛ツアーにお越しいただいたみなさん、こんばんは。ありがとう。今から、わたし橋本えりこがこの木です。開演まで、もう少し待っててね。」
えりこ「あっこちゃん、遅いなあ…」
そこで熊さんのきぐるみが歩いてくる!
あ「えっちゃーん、ごめんごめん!」
え「もう、遅いよ〜どこ行ってたの〜?」
あ「吉本新喜劇に出てたら、おそくなっちゃった!」
え「え〜!いいなあ!わたしも出たかった!」
あ「でも、今からは私たちのライブだよ〜求愛ツアー大阪、始まるよ〜!」

っていう木とクマさんやりとりののち、開演!
なんだああれ、かわいすぎる。







1.People In The Box



完璧な庭
旧市街
月曜日/無菌室
(MC)
市民
ヨーロッパ



「僕たち、チャットモンチーに求愛されちゃいましたー!People In The Boxです!みての通り、男三人のバンドですねえ、ええ、よろしくお願いしまーす!」


「えー、僕たちですねえ、会場限定で3曲入りのシングルを発売してまして、『Lobely Taboos』というんですがねえ、はい、リピートアフターミー、『Lovely Taboos!!!』」
「Lovely Taboos!」
「もっとー!Lovely Taboos!!」
「Lovely Taboos!!」
「じゅんじゅわ〜」
「じゅんじゅわ〜」
「それが一番元気やないかい!笑」




この日は体調がよろしくなく、もうあまり思いだせないけれど、書きなぐった自分のツイートより。

「ピープルすごかったよ。彼らがやったハコライブでは今日が一番広いんじゃないかな。でもあの空間を充分に埋め尽くすくらい、音を響かせてたと思う。月曜日のソロで、2100人が静止して彼の声だけが鳴り渡る様は圧巻だった。すっと抜けるような音が、ハコの広さにもよくあってた。」

「たったの二週間、リリースパーティから。それでもなお満たされることはないのかな。一曲目、もう何度も何度も聴いたあのフレーズで、だめだった。二曲目でまわり呆然、俺号泣。」

はしっこで聴いてたのだけど、月曜日のあのソロ。
誰も微動だにしない、誰も声をあげない、
ただ彼の声と大きな照明だけがだだっぴろい観客席いっぱいをみたしている光景がずっと忘れられない。








2.ASIAN KUNG-FU GENERATION

ノーネーム
君という花
ループ&ループ
リライト
マーチングバンド
All Right Part.2(w/橋本えりこ)


「人入りすぎじゃない?。アジカンの時のSOLD OUTは嘘だったんじゃない?笑」
「新しい船出を迎えるチャットモンチーの彼女らに捧げます」といって、マーチングバンド。


アジカンは「うっせ!」が聴けたので満足です。なんてね。
君花、ループ、リライトと旧曲多め。やはし貫禄がすごかったし、彼らの音楽がなってそこにあることにとても安心した、よかった、ここにいて。辛かったことしんどかったこと全部全部思い出した。今日このタイミングで聴けてよかった。

面接前とか、発表前とか、勉強中とか、辛い時にずうっとワールドワールドワールドと、ファンクラブを聴いてたことを思い出す。ある日、独りで家にいるときにずっと聴きながら勉強してたら、あまりにもその時は精神的に辛いことが重なりすぎてて、耐えられずに号泣して、親友に電話した覚えがある。
泣き叫ぶことなんてできない。感情を暴発させずに、ずっとずっと生きてきて、けれど、その扉をあまりに乱暴に開けられてしまうのだ、彼らの音楽は。
ほぼ10年間、ずっとそばにあったのだから、全部走馬灯のように思いだせる。
今日は泣かずにすんだ。少しは、扉を上手に開けられるようになったかな。





3.チャットモンチー

1.新曲(橋本ブルースハープ)「人間はめんどくさい!」ていう曲
2.新曲(福岡ドラムとシンセ)(ダークな雰囲気の曲)
3.東京ハチミツオーケストラ
4.新曲(橋本ベース)
5.世界が終わる夜に(アコースティック)
6.バスロマンス
7.新曲(「満月に吠えろ」橋本フリつき)



チャットモンチーはですね、今年ベースが脱退しまして、ベースがね、いなくなったんですよーベースですよー?んで、新しいベーシストを紹介します!エリコハシモト!」
→新曲
「こんどはね、ドラムがいなくなりましたー!」
→世界が終わる夜に


そしてチャット。また、何度も何度も泣きそうになった。二人になったことがどれだけ大きなことだったか。それでも前をみて歌っていこうとしてる二人の姿にはっとした。でも逆に、脱退がなければ求愛ツアーもなかったかもしれん、と思う。世界が終わる夜に、がとてもとても、沁みて仕方ない夜。ありがとう。

こちらも本当に久々のライブ。
とにかく二人がひたむきでまっすぐで、心打たれました。
まっすぐだなあって、鍵盤やらなんやら使いながらの新しいチャットモンチーだけど、
チャットモンチーさはまったく失われていなくて。
サポートなど入れずに、二人で新しい門出に立ってるところが、観られて、感動した。
薄っぺらい言い方しかできないけど、でも感動した。



そしてアンコール

(カバー)月曜日/無菌室(橋本ボーカル)
(カバー)新世紀のラブソング(福岡ボーカル)
シャングリラ(ドラム:ミヨコ(detroit7)、全員)



アンコール。ステージギリギリまで出てきた二人。えっちゃんギター、あっこびん鉄琴での月曜日/無菌室。あの切なくってかわいくて力強い歌声で、聴き慣れたあの曲が聴けて、なんとも言えん気持ちになった。特に高音での絞り出すような声に、少し重なるものがあって。すごくすごく愛を感じました。

ニ曲目はあっこびんベース、えっちゃんギターでアジカンの新世紀のラブソング。ほんとにほんっとに自分の中で大事な曲。それを、あんな愛に溢れたカバーで聴けたことが本当に幸せ。「ほら君の涙、はじまれ21st」また新しい、チャットモンチーの二人の船出にふさわしい一曲だと思った。


あ「えっちゃん、ピープルできてよかったなあ!」
え「うん、ずっと歌いたかったかたから…」
あ「もうえっちゃんがぴーぷるぴーぷ言うて、呼びたい呼びたいってずーっというてたもんなあ!」
え「うん、ゆうてたね。もうピープルがめっちゃ好きで―、だから今日カバーできてよかったです!」
あ「いやあ〜しかし、ピープルのドラムの人はボムやったね!」
え「ボム?」
あ「うん、ボム。爆弾。どのバンドにも一人はいるやん、さわったらぼーん!ってなるような人。それが、あのバンドではドラムの人やってんなー!」
あ「わたし、初めて観たんですよ、だからあんな人やと思ってなかったし。」


あ「アジカン先輩は、会社も同じ、大先輩で、今日出てくれるとは…ありがとうございます。」
アジカン先輩はなあ、自分らが同じレコードでCD出してもらえるかも!っていうときに武道館ライブがあって、それいこう!って言うて、そんときまだ上京してないから、徳島から、フェリーで東京いこうってなったんですよ、でもそんとき台風で遅れて、ちょうど終わった瞬間に武道館ついてんな。ついたら中からお客さんぶわあーってでてきて。笑」
え「そうそう、あれは悲しかったなあ、アジカンの客層しかみれへんかったもんなあ」
あ「そんで後から会社の人にどうでした?とか言われて、何も言えないっていう。すいませんでした。。。でもね、今日は呼ばせていただきまして。ほんとにもう光栄なことで。うれしいです。」






そして最後にあっこびんのドラムの先生である、detroit7のミヨコさんを迎えてのシャングリラ。に、アジカンとピープル登場、タンバリンとマラカスで参加。さらに波多野さんとゴッチがワンフレーズずつ歌ってた。総勢10人で、歌って踊ってのステージ。最高でした。

「お前ら、この曲がききたいんだろーーーー!!!!」

Aメオロを波多野さんとゴッチが1フレずつ歌い両側で残りがタンバリンやシェイカーでわちゃわちゃしてました。ダイゴマンが何気に一番もりあがって、タンバリンを振りまわしつつチャットにかぶる勢いで踊ってました…w


チャットモンチーが二人になって、でもだからこそ今日のライブが、求愛ツアーがあったのだと思う。バンドは、音楽は生き物だ、とつくづく感じた夜。素敵なツアーをありがとう。