ハロウィンのこと

なんとなくRSSに登録しておいたロイターのOddly Enoughに気になるニュースがあった。タイトルは「Boys get gunshots, not treats, for Halloween」。イタリアでハロウィンの時、2人の少年が70歳の爺さんの家を訪ねたらお菓子をもらえずにライフルで撃たれたというのが事件の概要。1人に直撃したのかな? 命に別状はないらしいけど、片目を失う危険があるというんだから重傷なんだろうな。まあこの爺さんも、何回も強盗の被害に遭ってたらしいし、同情の余地はあると思う。イタリアでは、ハロウィンの“Trick or Treat”の催しは認知度が上がってきたけど比較的新しいものだったそうな。やっぱケルトのお祭ってことなのかな。なんとなくさらっと調べた感じだと、イタリアにはケルト系あんまりいないっぽいし。ていうか外務省の基礎データ見たらイスラムはともかく仏教徒も結構いるみたいで吃驚。バッジォさんの帰依してる宗教じゃないといいんだけど…。
それはともかく、この事件を知って真っ先に思い出したのは、アメリカで起きた「日本人留学生射殺事件」。1992年に起きたってことは13回忌か。光陰矢のごとしだな。当時は衝撃的な事件として捉えられてたと思う。少なくともある程度の年の人なら結構覚えてるんじゃないだろうか。ここに事件の経過が書いてある。こっちによると、アメリカでは毎年のようにハロウィンの時期に射殺事件や毒物混入事件が起きてるみたいなんで、一概にピアーズ氏だけが悪いとも言い切れないのかな。まあ威嚇射撃で十分だと思うし、当てるにしても腕か足だろとも思うが、亡くなった服部さんにも迂闊な面があったのかなと。16歳の少年にそこまで言うのも酷か。もう少しお互いに慎重さがあれば、と思うが今さらだな。しかし刑事裁判で12人全員一致で無罪評決だったてのはどうなんだろうな。アメリカの裁判制度はよく知らないけど、1人くらい異議を唱える人がいても良かったと思う。仮にこの事件の犯人がアジア系か黒人で被害者が白人だったら、どうなってたかな。まあ民事では勝ったみたいだし、「ブレディ法」っていう銃規制の法案可決に繋がったっていうんだから、まだ救いはあるな。