パリ五月革命 私論−転換点としての68年

パリ五月革命 私論−転換点としての68年 (平凡社新書595)パリ五月革命 私論−転換点としての68年 (平凡社新書595)
西川 長夫

平凡社 2011-07-16
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植民地闘争からヴェトナム戦争へ、プラハの春から全共闘へ、そして「郊外暴動」へ。六八年五月、パリで起こった「革命」は、二〇世紀後半の世界史的転換点だったのではないか。それはまた「私」の変革への希望でもあった。政府給費留学生として現場に居合わせた著者による、迫真のドキュメント、革新的思想の再起動。

68年当時にパリにいた著者が当時を想起しながら書いたもの。私論と銘打っているだけあり、単に事実を調べて書くのではなく、当時、自分がどう感じたのか、過去の自作を引用したりしながら論を展開している。
平凡社新書はこういったマニアックな著書を出すので良い。もっとも本書は、分厚い割にあまりえるものはないかもしれない。