MEGADETH 4

今日は2枚で勘弁してやる。最新作含めて後5枚なんだからさっさと書けばよいのにと言われそうだが、てか読んでるやついるのかって話だがまあいいや。何故に2枚かと問われれば、書くの飽きてきたから!と本音をぐぐっと隠しこう答えたい。MEGADETH名義のアルバム製作するのにベーシストがエレフソンじゃないアルバムだから!前のアルバムもベーシストがエレフソンじゃないけど、ありゃ元々はムステインのソロとして製作されてたからさ。最初からMEGADETHのアルバム作んぞってベーシストがエレフソンじゃないんすよ。それはメガデスロードにおいてかなりレアな事態。

ユナイテッド・アボミネイションズ

ユナイテッド・アボミネイションズ

11th。ドラムにショーン・ドローヴァー、リードギターにグレン・ドローヴァーのドローヴァー兄弟。ニックの中火ドラムに近いかな。てかギターも中火だな。熟練のメガデスロードにピッタリなんではなかろうか。でベースがジェイムズ・ロメンゾだ。どちらかというと、ギターとは違う音揺れを通してくるってイメージのベーシスト。エレフソンがリフを通すギターの厚みを増幅させるベーシストならロメンゾは揺れを増幅させるベーシスト。オーケストラでいうとコントラバスとチェロの役割の違いに近いというか。でMEGADETHでのロメンゾはどうかってと、基本は厚みを増幅させてるが、やっぱり所々音揺れをいじってくる。これがこの時期の熟した練りに中々合う。ムステインの作るギターリフさえありゃメガデスだっつー貫禄も出来つつあり中々の好盤に仕上がってます。6thから再演の8曲目も女性ボーカルも加えてすでに円熟感漂わせちまって憎いね。やる事が定まった時のムステインは強いね、何だかんだ。

エンドゲーム

エンドゲーム

12th。メガデスロードは止まらない。故にメンバーチェンジも止まらない。心臓に問題があったグレンが抜け、クリス・ブロデリックがリードギターに。ベースが前作よりリフに厚みを加える事に絞ったような鳴りだが、音色の選び方なんかでやっぱり揺れをいじってくる鳴りも無くなっていない。ロメンゾがベースである理由がちゃんと分かる。バンドの一体感も増して、新加入のクリスも大学でクラシックギター学んでた実力と相まって熟練メガデスの一体感に馴染みつつ自分の色も充分に発揮。よー見つけて来たは、こんな良いギタリスト。演奏自体で聞かせてしまうような整った展開の曲。熟練の一つの高みに来てしまったかのような。ギタリストが新メンバーとは思えないような円熟のメタル・ミュージック。メガデスロード軌道修正完遂。邁進に次ぐ邁進。

で、後3枚!はまたその内に。