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青空レモン 〜詩平線の彼方へ〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-02-20 「無くしもの」 「鏡の中の男」

aozoraremon2018-02-20

[]無くしもの


1月には
ウォークマンを無くし
2月には
手袋を無くし

まるで失踪のように
無くしてばかりの
年初であった

風は感じるけれど
電線に垂れ下がった
凧のように
風を活かせない

それでもそれなりに
他は順調に
淡々と動いている

父の腕の手術も終わり
連日見舞いにバスに乗る母さん
お疲れさま

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[]鏡の中の男


鏡に映るその男
オレのマネばかりする

鏡に映るその世界
世界のマネばかりする

鏡に映るその何か
何かのマネばかりする

いや待てよ

鏡に映るその男こそが
本物のオレ?

鏡に映るその世界こそが
本物の世界?

鏡に映るその何かこそが
本物の何か?

いやいやそれなら
鏡を1枚2枚3枚と
増やして行ったらどうなるの?

どれが本当のオレなのか?
どれが本当の世界なのか?
どれが本当の何かなのか?

分かったふりして
恨んだり

分かったふりして
裁いたり

分かったふりして
生きてきた

枠があるから鏡と分かる

しかし
枠の無い鏡は
どこからどこまで
鏡なのか

境界の無い街で
今日もオレは
迷子になる

2018-02-16 無限階層

aozoraremon2018-02-16

[]無限階層


Aというフォルダに
Bというフォルダを作り
Bのフォルダに
Cというフォルダを作る

Cというフォルダの中に
Aのショートカットを入れ
そのショートカットをダブルクリックする

するとそこには
Aのフォルダの中が現れる
つまりそこには
Bのフォルダが現れる

現れるフォルダを
次々とダブルクリックして
開いても開いても
そこには無限にフォルダが
現れ続ける

開けども開けども
開くたびに扉が現れる

叩けども叩けども
叩くたびに扉が現れる

2018-01-29 存在

[]存在


記号ではなく
存在を描く

現実か
幻想か

そんなことはどうでもいい

存在かどうか

最大限にイメージして
存在を描く

2018-01-28 雪の中へ

[]雪の中へ


降り積もる雪に
かき消されていくような
現実

時々思い出す
昔の職場も
記憶の中にしか
存在しない

更新される現実
空間

ゆっくりと
休める
時間

たまたま気づいた
結露でカビてしまった
壁や布団を全て片付け
ぽっかりと空いた
空間

何となく
貝殻のような
光沢のある白を重ねたくなり

筆を止めていた絵に戻る

2018-01-27 ○△□36

[]○△□36


丸くてなんぼの
まんじゅう

三角でなんぼの
おにぎり

四角でなんぼの
豆腐

寝せてなんぼの
味噌

起きてなんぼの
達磨さん

2018-01-26 木の葉

[]木の葉


何が最悪で
何が最良か

今でも
分からない
分かりえない

それでも何となく
違和感と共感を覚え
それに従った

川上から流れてくる
木の葉

棒でつつき
引き寄せたり
何とか努力で
その葉を掴もうとしていた

その葉に夢中になっているときは
まるで世界には
その葉しか無いかのように
手に入れられないと
絶望した

2018-01-24 パソコンの前

[]パソコンの前


眠たくなりながら
パソコンの前に
座り
本を取り込んだり
詩を書いたり

明日は休み
もういくつ寝ると
光回線

それまでの
遅さを味わう

2018-01-23

[]餅


餅にあんこをつけて
食べる

餅をラーメンに入れて
食べる

餅を稲荷の皮に入れて
食べる

餅を揚げて
食べる

正月のパヒューム

正月よさようなら

2018-01-22 片付け

[]片付け


朝から晩まで
本のスキャニング

夜になって
煮詰まる


絵筆を置いて数日過ぎる

まずは
片付けに集中集中

2018-01-21 迷い街

[]迷い街


迷い道
迷い坂
迷い街

知らない街を
歩いてみたい

知らない歩きを
街でしたい

知らないことが
楽しさの土台

迷い続ける
世界の中で

頼りなげな足跡だけが
真っ直ぐに
続いていた

2018-01-20 3連休

[]3連休


個人的な3連休

休んでばかりで
楽しい日々

肩の力も
自然に抜けている

朝から晩まで
ひたすら段ボールの
本をスキャニング

デジタル保管で
日が暮れる

2018-01-19 ロールシャハ時空

[]ロールシャハ時空


べったり塗られた空間を

ひょいと広げて現れた

微妙に異なる
反転世界

時々刻々
変化して

時々刻々
意味ありげ

時には人に
時には雲に
時には希望
時には絶望

地水火風
喜怒哀楽

僕には見えて
君には見えず

君には見えて
僕には見えず

僕には聞こえて
君には聞こえず

君には聞こえて
僕には聞こえず

僕の過去は
君の未来

僕の未来は
君の過去

他人のように現れた
君がいるから
僕がいる気に

時間のように現れた
過去があるから
未来がある気に

意味ある世界の
意味の無さ

意味ある時計の
意味の無さ

意味ある言葉の
意味の無さ

意味ある常識の
意味の無さ

意味ある真理の
意味の無さ

時々刻々と変化する
世界のように見えている
ランダム模様に
意味をつけ

シナリオゲームに
見せかけて

臨場感を捏造

栄枯盛衰
繰り返す

主観的に歪曲し
客観的に見せかて
創造的に
破壊する

明日のように
見せかけて

無限の昨日を
投射する

風見鶏は何を見る?
風なんか見てないぜ

風のように感じてる
何かに風と名付けてる

ほころびばかりの
世界には
無数に貼られた
絆創膏

2018-01-18

[]雨


言葉だらけの
雨の中

言葉の傘で
歩く道

靴にしみいる
冷たさは

渡る世間
古だぬき

言葉だらけの
心に疲れ

静かに
闇を眺めてる

2018-01-17 階段

[]階段


上れない階段は
下れない階段

上りにくい階段は
下り続けるエスカレーター

無限に出てくる
階段に

いつまで僕は
上り続け

いつまで僕は
下り続け

いつまで僕は
待ち続け

すぐ隣に
動かない階段が
あるのに

やがて
階段になってしまう
前に

いつまで僕は

2018-01-16 リアルさ

[]リアルさ


リアルさってなんだろう

結局、臨場感じゃないかな

じゃあ、臨場感ってなんだろう

結局、感動じゃないかな

じゃあ、感動ってなんだろう

結局、心が動くってことかな

じゃ、リアルって
心が動くことなんだろうな

逆に、心が動かなかったら
どんな現実も経験も
リアルじゃないんだろうな

どんなに抽象的な絵でも
自分の心が動けばリアルなんだろうな

どんなに解像度の高い写真でも
自分の心が動かなければリアルじゃないんだろうな

どこまでも細部を再現しようとする
解像度探求型

どこまでも本質を表現しようとする
抽象度探求型

感動という羅針盤
表現の海を渡れ

2018-01-15 古だぬき

[]古だぬき


短気な先輩に
ののしられ

ヒステリック
な雰囲気は

前の職場で
慣れている

短気は
損気

古だぬき

2018-01-14 揚げ豆腐

[]揚げ豆腐


小さく切った
豆腐を並べる

整然と機械に乗せられて
油の中へぐるんと入っていく

気泡を出しながら揚げる

香ばしい臭い

熱々

2018-01-12 ひよこランプ

[]ひよこランプ


雪の日

昨日も今日もオカメインコが
未消化便

ひよこランプの下に
うずくまりながら
こちらを見ている

市内の動物病院では
断られたので
温めて回復を待つ

2018-01-10 砂の中で

[]砂の中で


砂中の
砂時計

水中の
噴水

火中の
花火

頑張っているけど
目立たない

目立たないけど
あるんだよ

あるんかなぁ

2018-01-09 4色

[]4色







アクリル絵の具
4色を塗り重ねて
探し続ける


他にも色はある

でも
結局この4色で
描き続けている

答えのない
イメージ

試行錯誤し
煮詰まり
欄間に乗せて
絵を見続ける

小筆に持ち替えると
部分に集中し
また描き始めている

2018-01-08 無限交差

[]無限交差


昨日のままだった
明日の街を
今日の僕は
また一人
歩いている

いくつもの
日常を
交差する
無数の僕は
決して僕と交わることがない

印刷室が学校から消え
計算機や電話機が
嘘のように小さくなり
ポケットに入る

こんな時代になってさえ
僕は
僕の居場所を
特定出来ないでいる

いくつもの時計を持っていても
いまだ
時間そのものを
陳列する自販が見つからない
のは

なぜだ

無限に交差し
無限に消失し続ける
無限の僕よ

「応答せよ」
「応答せよ」
「オウトウセヨ!」

2018-01-07 部分から部分へ

[]部分から部分へ


午前3時
家族寝静まる中
起き出す
パソコンの前

室温12℃
2時間で16℃

イーゼルに立てかけた
F4中目のキャンバス

非意図的な
色や線や質感やら明暗

そこから
想起するイメージ

模様、風景、動物、建物、etc…

なかなか
イメージが一つにまとまらず
色味もちぐはぐ

四分割してみても
四画面ともにバラバラ

分からないまま
試行錯誤するまま
感じるまま

部分から
部分へと

2018-01-06 干し柿

[]干し柿


そのままでは
渋くて食べられない柿だけが
砂糖よりも甘い干し柿になる

単調ではない
濃淡のある
風景のような甘さ

渋さは
時に不快にさせ
時に深みへと誘う

時間という
見えない調味料

食えない時

変化の時

ほっとする
甘さ

2018-01-05 優位性

[]優位性


何が起きるか分からない

というこの世界の
優位性

永遠に
起きることのない
時間も空間もない
完璧な絶対性
それがどこにもない

というこの世界の
優位性

2018-01-04 新聞WORLD

[]新聞WORLD


新聞で作られた家で
新聞を読む

新聞で作られたテレビで
新聞を見る

新聞で作られたテーブルで
新聞で作られた夕食を食べる

新聞で作られたベッドで
新聞を枕にして
新聞の布団をかけて寝る

新聞で作られた夢の中で
新聞で舗装された道を
新聞で作られた車が行き交う

新聞で作られた鞄を持ち
新聞で作られた信号を待つ

新聞で作られた世界で
新聞が刷られ
新聞が配られ
新聞が溢れていく

2018-01-03

[]駅


変わらない
2本のレールの上で

入れ替わり続ける
人やモノの流れ

駅を基点として
離散集合


という
虚空の駅を

今日も何かが
到着し
出発し
離散集合

駅にはもう

誰もいない

想念の
離散集合

そんなものは
私ではない

私ではない

2018-01-02 個性

[]個性


溶け込んで
変わり続けた
世界

均一に混ぜられた
カフェオレ

黒いもの
白いもの

程よく攪拌され
程よく混在され
程よく変わり果てて

個性と個性が
掛け合いながら
さらなる
個性が展開していく

2018-01-01 新年

[]新年


年が明け
雑煮を食べる

オカメインコは
水飲みカップで
水浴びをしていた

朝と夜に風呂へ入り
ゆっくりと
過ごす

夢を楽しむ

絵を描くことの
喜びと発見

そんな年とする

2017-12-31 ハイ

[]ハイ


夜の10時から朝の7時半まで
夜通し作った酢飯やオードブル

筋肉痛の右上腕

家に帰り一眠り
ハイの状態
大声で寒い寒いと
言いながら
階段を下りると
玄関には見知らぬ客人が二人

赤っ恥

2017-12-29

[]餅


朝起きたら
すでに餅つきが
終わっていた

年に一度の
自動餅つき器

昼に
できた豆餅とハムを入れた
カレーヌードルを食べた

明日は早い

湯タンポに足を乗せて
寝る