西尾維新ネコソギラジカル(下) 青色サヴァン戯言遣い講談社,読了.これでシリーズ完結なんですね.話は,まあ当面の決着を付けて,お終いって感じだったのかな.
それにしても,一番初めの『クビキリサイクル』のペダンチックさはどこへやら.リアリティはあるけど良く分からない言葉でお茶を濁してキャラの特徴を際立たせてた気がするんですが,いつの間にやら味付けていたペダントリーはどこへ.学問的な言葉遣いは,派手に行きますよって言っておきながらの現実感という制約があって,匙加減が楽しいのですが,この人のここしばらくのお話は,「ぱーっと派手に行きますよ」って広げ捲りなフィクションってのが微妙だったりもする.この人の他のシリーズの本は読んだことありませんが,ペダンチックさはもうないのかな.フィクションにおけるペダンチックな味付けって好きなんで,もういっぺんそういうの書かないかな.

海外でのスイープトウショウの記事

Sweep Tosho Triumphs in Japan's QE II Cup
天皇賞で返し馬も出来なかった行儀の悪さは,米国でも報道されてしまいました(笑)
まあでも,最優秀古馬牝馬はどうなるんでしょうね.ヘヴンリーロマンス古馬牡馬混合G1勝ってますし.G1勝利数の多いスイープトウショウが一歩リードですかね.

クリテリウムドサンクルー

LIKELY LAD FOR MULRYAN
欧州の平地G1最終戦.2歳馬2000mのクリテリウムドサンクルーは,Sadler's Wells産駒Linda's Ladが勝利しました.鞍上スミヨン騎手は,今年G1を12勝目だそうで.調教師はA.ファーブル.馬主は,平地G1初制覇ですって(ナショナルハントの方で活躍馬を持ってるみたい).上のリンクとは別の記事ですが,馬は左回りが得意だそうで.5戦3勝2着2回.
ドイツからの挑戦Flashing Numbersは3着.去年はドイツから遠征牝馬Paitaが勝ったのでしたが.日本じゃ,Paitaは典弘騎手が乗った馬としてでしか有名じゃないかもしれませんが.