『古本マニア雑学ノート』

古本マニア雑学ノート (幻冬舎文庫)

古本マニア雑学ノート (幻冬舎文庫)

つまみ読みしようと思ったら、あまりに面白くて一揆読み。年貢を少なくしてくれなきゃ本も読めねえじゃねえかー!! じゃなくて一気読み。古書市の様子や、筆者の古本遍歴などが描かれていて、とても興味深いです。もちろん、読み物としても面白い。以下、一部抜粋。
ところで、そんなにたくさん本を買って、いつ読むのだ、とよく聞かれる。こういう愚問を発するのは古書マニアでない人間である。切手収集マニアに、そんなに切手を買って、いつ手紙を出すのだと訊くようなものではないか。古書は集めるためにあるものである。読むものではない!
すごいなあ。このあと、筆者は極力読むようにしている。だから、自分は甘い、と続くんですけどね。僕なんかやっぱり全部読む気でいますからね。で、多分頑張ればまだ可能な範囲なんですよ。HMCで知り合った人たちからはよく「濃い」といわれてしまうのですが、全然そんなことはないと言うことがこれを読むとわかっていただけるのじゃないのでしょうか。ちなみに僕が自分のことを「濃くない」というときは謙遜じゃありません。本当に薄いんです。すごい人を何人か知っていますので・・・。あと、この本、筆者のコレクションの書影もたくさん載っています。それを見るだけでも楽しい。僕が最も興味をひかれたのは『ウィッチクラフト』という本。魔女養成のための通信講座だそうです。いいなあ。いつか手に入れたいと思いました。