『新・世界の七不思議』感想

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

邪馬台国はどこですか?』の姉妹編。宮田と静香、松永の三人に加えてジョセフ教授の四人がバーに集まり、歴史談義に花を咲かせます。そこで宮田が当然のごとく意外な新解釈を見せ付けるパターンです。やや強引なものもありますが、全体としてはどれも楽しめる出来。ユーモアのセンスも相変わらず冴えています。個人的に気に入ったのは「アトランティスの不思議」と「始皇帝の不思議」。どちらも突飛でありながら十分に納得のいく結論に至っていました。