石油は有限?無限?

 元ネタはこのニュース記事から。確かに俺が子供の頃は「石油はあと30年もすれば無くなる」という話を読んだことがある。これが80年代後半だったわけだが、後々になって70年代のオイルショック時の資料(映画『ノストラダムスの大予言』パンフレット)にも「あと30年で枯渇」とか書かれていることに気が付いた。じゃあその頃の学者が抱いていた不安は何だったの?
 しかしだからといって、学者の不安を馬鹿にする訳にはいかないわけです。エネルギーの枯渇を本気で心配していた人達にとっては、これを早く警告せねばという使命感に駆られていたのかもしれません。学者の行為は世間に不安を与えただけかもしれませんが、おかげで日本は省エネ政策に力を注ぐようになったのだから結果的には良い方向へ進んだと言うべきか。もっともこれからは、日本はともかくこれから成長する国々に対する供給という、非常に大きな問題を抱えているわけだけど……。本当に追いつくのかね?