Old shanghai ♯1

今回の上海探訪の目的は
去年のパックツアーでは果たせなかった
オールド上海を見ること。
先回の朝散歩で土地勘のあるフランス租界の
洋館のインテリアにターゲットを絞る。
まずはマーラー邸を起点に
花園酒店(ホテルオークラ)と向かいの
錦江酒店貴賓楼。
花園の外観はモルタルを石積に見せたバロック調。

ややいかめしい。
インテリアは一転して白く明るいアールデコ
1階の街路沿いのカフェ入り口から入ると
美しい女性像がモザイクタイルの壁で迎え入れてくれる。

上海の他のアールデコと比べて優美でフランス経由の香りがする。
白と金モールディング、鏡で宮殿の雰囲気。
付け柱の上には裸婦の石膏レリーフ
モチーフも曲線が主でジグザクは控えに。
柱頭のディテールはマッキントッシュ
連想させます。

2階からバロック階段を見下ろしで窓上の
ファンライトのアーチが穏やか。癒され和み系です。

替わってお向かいの錦江飯店貴賓楼。
かつての政府招待VIP宿泊所だけあって 
クールな品格があります。

外観インテリアともアールデコ
特に中は黒と白でコントラスト勝負
NY経由の白いカラーの花の似合うアールデコ

ここでデジタルカメラ記憶媒体が満杯になって
クライスラービル風のクールなエレベータが撮れず
残念

いずれのホテルのインテリアも完成度が高い
見る価値があり太鼓判です!