国立国会図書館、アジア情報室のサイトをリニューアル(2008-07-01)

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国立国会図書館がアジア情報室のサイトをリニューアルした(2008-07-01)。

国立国会図書館関西館アジア情報室
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/asia/
国立国会図書館関西館アジア情報室の過去のサイト
http://web.archive.org/web/*/http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/asia/
・「アジア情報室ホームページにサイト内検索機能を追加しました。」(国立国会図書館関西館アジア情報室、2008-07-01)
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/asia/contents/topics/080701.html
・「平成20年7月1日、アジア情報室のホームページをリニューアルしました」(国立国会図書館、2008-07-01)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_news.html#080801-04
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

リニューアルの内容を一言で述べれば、多言語対応といえるだろう。多言語に対応したサイト内検索機能を追加し、目玉コンテンツの一つであるアジア情報機関ダイレクトリーは多言語表示できるようになっている。

なお、2008年9月30日まで、全9問の利用者アンケートを行っている。今回のリニューアルが利用者にどのように評価されるのか、結果が気になるところだ。

・「国立国会図書館、サイト上の各コンテンツでアンケートを開始(2008-07-15)」(新着・新発見リソース、2008-08-08
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080808/1218128671

実業史研究情報センター、企業史料ディレクトリを公開(2008-07-22)

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渋沢栄一記念財団の実業史研究情報センターが企業史料ディレクトリを公開した(2008-07-22)。

・企業史料ディレクト
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/
・「「企業史料ディレクトリ」一般公開開始」(実業史研究情報センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」、2008-07-22)
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080723/1216777786
・実業史研究情報センター
http://www.shibusawa.or.jp/center/
渋沢栄一記念財団
http://www.shibusawa.or.jp/

これは「企業史料がどこにどれほどの規模で保存されているのかといった情報を集約し、一覧化したもので」、同センターが各企業・団体に対して行ったアンケートの回答に基づいて編まれている。たとえば、

・事業会社・団体のアーカイブ
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/list.html
・企業史料ディレクトリ - キヤノン
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/open/cp04.html

にあるキヤノンの場合、

  • キヤノンhttp://canon.jp/
    • 資料情報
    • 歴史・沿革
    • 資料の物理的・量的規模
    • 資料の形態・内容
    • 分類・配置
    • 関連文献

という構成で企業史料の所在情報がまとまっている。これほど資料区分が詳細に分かれているのは、まだキヤノンだけだが、他社の情報が充実してくれば社史研究の重要な資源の一つとなるだろう。

なお、サイトの構成には一考の余地がある。上記のキヤノンを例にとって述べよう。

  • 資料情報

以外の

  • 歴史・沿革
  • 資料の物理的・量的規模
  • 資料の形態・内容
  • 分類・配置
  • 関連文献

は、ページが分けられ、すべてブラウザの別ウインドウが立ち上がるようになっている。だが、これでは情報の一覧性に欠ける。また、

・企業史料ディレクトリ - キヤノン 歴史・沿革
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/open/cp04_p01.html

といった個別ページを直接参照した際、おおもとの

・企業史料ディレクトリ - キヤノン
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/open/cp04.html

に戻ることや他の個別ページに移動することができない。このページ構成は再考してほしい。