S2Clickプロジェクトが始動したらしい
http://www3.vis.ne.jp/~asaki/p_diary/diary.cgi?Date=20061202#2006120200
私も個人的にClick FrameworkでSeasar2.4のHot Deployがきちんと動くようにいろいろ試しみているのだけど、どうもclassの開放具合が微妙で大幅に書き直さないとどうにもならなそうな感じで困っている。Click自体があまり他のフレームワークから使われることを意識した作りになっていないような雰囲気。
具体的には、net.sf.click.ClickAppがfriendlyなのにClickServlet上ではprotectedで参照されていたり、ContextがClickServlet.ClickServiceをつかんでいたりと変な依存関係になっているせいで継承では機能の上書きが不可能なのが痛い。
どうせSeasarと組み合わせるなら、click.xmlではなくてすべてdiconファイル上に書きたいのが人情だし、modeもenv.txtの値に合わせて使いたい*1。もっと言うならloggingもlog4jで統一したいけど、これはClick側の趣向で無理っぽい*2。
私は挫折する予定なので、コミッタの方はがんばってほすい(無責任)
八つ当たり?
ただつくづく考えることですが、これは多分人文系インテリだけを責めていれば済む問題ではなく、経済学者こそが悪いんですよ。人文系インテリが一所懸命センなどを読んでも、そこから少し手を広げてローマーとかの厚生経済学と政治哲学の中間領域のフロンティアを無理して勉強しても、「マクロ経済」の「マ」の字も出てこないんだもの。
それは単に、その学問分野が終わってることを意味しているだけじゃねーの。マクロ経済学に辿りつかないというのは統計的事実に辿りつかないということを意味しているわけで、ようするにその人達は単に事実に興味がないということだ。
たしかに経済学者の怠慢はあるだろう。トンデモ物理学が多いといっても、物理学に関しては専門家が日々啓蒙に励んでおり、正しい知識を追い求めれば容易にそこにたどり着くことができる。だが、経済学の場合、手近にある情報は概ねトンデモであり、正しい経済学知識に辿りつくにはちょっとした壁を越えなければならない。
だが、上記で稲葉氏が指摘している人々はその分野では名の通った専門家であり、その分野の知識収集にはいくらでも時間をかけられる人々である。その人達が辿りつかないというのだからよほど遠くにありそうだが、実際には私のような完全な門外漢でも辿りついているわけだからそんなこともなさそうである。彼らは辿り着かないのではなく、辿り着きたくないか興味がない。単にそれだけのことなのではないだろうか。