高原鉄道の駅弁

二十数年前、大学のサークル合宿で初めて訪れた清里。 当時はクルマを所有する学生はまだ少なく、ボクたちは皆鉄道でこの地のペンションに集合したものです。
中央線から小海線への乗り換え駅の小淵沢で、駅弁立ち売りの人から購入した
高原野菜とカツの弁当」。まだ生き残っていました。

パッケージ・デザインも変わっていない。

■□■□■□■□■□■


八ヶ岳が描かれたこのシンプルなイラストは、近年の過剰な情報の盛り込みや単なる懐古趣味的な装飾に対するアンチテーゼを感じます。
70年代の香りがしますね。

写真・下は最新の駅弁「元気甲斐(げんきかい)」〜二段折詰になってます。

この「高原…弁当」、さすがに内容は若干のモディファイが施されていました。
当時はどっさりレタスと“豚ヒレかつ”のみがドッカーンと、という記憶なんですが(メーカーさん、違ってたらごめんなさい)。
野菜がたっぶり入っていることに変わりはなく、レタス・セロリ・胡瓜・ミニトマトなど八ヶ岳山麓の新鮮をギュッと押し込めてある。
柔らかいチキン・カツが三枚、スパゲティーの上に配置され、脇に据えられた信州リンゴのカットが昔の洋食ランチ的なテイストを思い起こさせてくれます。
山菜やゴボウなどの漬物が控えめに添えてあるのもジツに当を得たバランス。

■□■□■□■□■□■

驚きはもう一つの「元気甲斐」。
なんと容器は全て本物の経木! パッケージをひもとくとそれぞれに経木が蓋されていて、杉板の良い香りが…。
使われている仕切り類も全て本物、かえでの葉・柿の葉・ホウ葉・笹…感動です。

■□■□■□■□■□■

左の折詰 ・銀杏や栗の入ったおこわ
     ・鶏肉の味噌漬け焼
     ・アスパラの豚肉巻(柿の葉の上)
     ・山牛蒡と蓮根の漬物
     ・わかさぎの天ぷら(かえでの上)

右の折詰 ・ホウ葉で包み蒸ししてあるクルミと鶏そぼろのおこわ
     ・野菜の甘酢漬
     ・フキや椎茸、根菜の煮物
     ・川魚の干しぶどう煮
     ・セロリの漬物

毎日売り切れる超人気駅弁らしいですが、その訳はお解りいただけたかと思います。

清里へドライブ

5ケ月ぶりに清里へ。
静岡を出る時は薄曇りでしたが高原は爽やかな風が吹く快晴。
ポール・ラッシュの清泉寮ではイベントが開かれていて、たくさんの人で賑わっていました。

良い食品博覧会
安全で高品質な食品に取り組む企業が一同に会してのイベント。 会場にはいい匂いが漂い、歓声があふれていました。

会場の入り口でこんな本を無料配布していました。 もちろん頂いてきましたが、なんとも太っ腹というか少し申し訳ない気持にも。
■□■□■□■□■□■


遠くに赤岳が見えます。残雪がきれい。


谷口牧場の前で。 歩道にラベンダー、数キロに渡って植えられていて高原らしさを演出しています。

■□■□■□■□■□■

あんこダイスキ part2


 あんこ好きが山梨県方面に行くとコレを買うことになるのです。
 澤田屋さんの「くろ玉
 黒地に朱書き文字、パッケージのインパクトはかなりのもの。
 初めての方はためらうかも…

■□■□■□■□■□■

 えんどう豆のあんこ玉に黒砂糖と小豆あんのコーティング。
 5/13の「雷鳥のたまご」の時にもちょっとコメントしてありますが、上質でヌケのよい味わいは見た目とのギャップもあって、思い出しては食べたくなる逸品だと思います。




■□■□■□■□■□■