本当はエスカルゴ&白ワイン…ってキメていたのだ。コチラのお方にね〜、見せつけられちゃって。
で、バゲットを買いにパン屋さんに行ったら売り切れだったのよー肝心のおフランスパン。まあエスカルゴは冷凍だし、ムリしなくても…って方針転換した次第なのである。
気を取り直して冷蔵庫探検開始…
■□■□■
初めて見る名前に思わず手に取ってしまったデパ地下の麺コーナー。ギバサ…いったい何なのだろう、と袋のウラを見ればきちんと解説されていた。
秋田・男鹿半島の郷土食なのだそうだ。正式な名前を「ホンダワラ科のあかもく」といい、ワカメや昆布・メカブといった海藻のナカマだという。
さっと湯通しして包丁でたたけば粘りが出てきて…というプロセスはまさに褐藻類の特徴テキな物理変化であり、もうそれだけでその美味しさが想像できてしまう。
フツーはネバネバさせた上に醤油などを垂らして食すようだが、このメーカーさんは小麦粉に練り込んで製麺してしまった…というアイデア商品なのである。
■□■□■
湯がいて流水でシメてやると指先からもプリプリとした感触が伝わってくる。お行儀は悪いが一本つまみ食いをしてみると、弾力のある歯ごたえにツルツルした喉越し、そしてかすかな磯の香りがして爽快だ。
添付のストレートつゆは完全に蕎麦つゆと同じであり、流行の“和風つけめん”に仕立てられているワケなのね。
見た目は翡翠麺に非常によく似ているが、同様にキホンは小麦麺なので中華風の冷たいスープにもよく合いそうだ。何度も手に入れられるならイロイロと試してみたくなる美味さを持った麺なのである。
■□■□■
◆麺屋 林泉堂
http://www.ramen.info/default.htm
(27)新宿中村屋『インドカリー』
“風”ではなく堂々と「インドカリー」と看板にする理由があった。菓子屋だとばかり思っていた新宿中村屋はレストランも戦前から営んでおり、インド独立運動の志士より直接“カリー”のレシピを伝授されたのだと云う。
なるほど、一口食せばその違いは歴然でありインド人の経営するレストランの味を彷彿とさせるものがある。
ボクが初めて本格テキなインド料理を食べたのは銀座のナイル・レストランだが、香辛料やカリーの食感の違いに驚き、そしてただ辛いだけではないソースの味に衝撃を覚えた若かりしコロだった。
運のよいことに多忙な経営者であるナイル氏がたまたまお店にいて、カリーの作り方を直接教えていただいたことが非常に印象に残っている。以来欧風カレーを作るとき以外は氏の作法を守っているが、ソコはトーシローでなかなかお店の味に近づくことさえ出来ないでいる。
数年前に某スーパーでナイル・レストランの名を冠したチキンカリーのレトルトを見つけ購入した。サスガにナイル氏の顔写真まで挿入してあるレトルト製品だけに美味しさは一流であったが、その後その商品を見つけるコトができずにいる。
ぜひもう一度…いや、その前にお店に食べに行きたいではないか。
◆新宿中村屋「カレーの部屋」
http://www.nakamuraya.co.jp/curry_room/index.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
(8)『大盛りいか焼そば』
ビッグかつアグレッシブな製品作りでおもしろいエースコックの定番カップ焼そば。
この製品にはレギュラーサイズというものがなく大盛しか存在しない。
今年三月にリニューアルした際にイカとキャベツを20%増量という大英断に出たが、より大盛らしくなって正解。
たっぷりキャベツの焼そばはリアルなフンイキでナイスな選択をしてくれたと思う。
でもパッケージのイタリアンなカラーリングはナゼなんだろー
◆エースコック株式会社
http://www.acecook.co.jp/