文月土用丑の鰻丼

よくしたもので旧暦で大暑は7月の23日前後というから、昨日の土用丑はまさにドンズバだったワケである。

 「鰻蒲焼食いたい病」の治療をしたのは月初の4日だったから今月は二度目というコトになる。あの時期はまだこんなに暑くもなく、梅雨だというのに気温も低めでひどく不快な想いをしていなかったと思う。
まだクスリも効いているので鰻を食べたいというキモチはさほど切迫していたワケでもないが、こう暑いと
「いっちょスナミナつけちゃうもんねー」
という野蛮なココロも芽生えてくる。
 しかも昨日の午後には友人から“鰻の蒲焼喰ったぜ〜!”とわざわざ写真入りのメールが届き、コレはゼッタイに食べるべきなのであると引導を渡されたようなものである。
ガマンしていたエアコンのスイッチを入れ、シャワーを浴びたらスーパーへゴーなのだ。やはりと云うべきかソコの特設コーナーには炭火の大型コンロが引っ張り出されて蒲焼がモウモウと煙を上げている。

 店内にはアノ素晴らしい香りが充満し、よほどキライというヒト以外は買って帰らなければ犯罪ではないか…と思えるほど右へナラヘ状態なのだ。
 たくさんのヒトがやるコトにソッポを向きたくなるヘンクツヤローのボクではあるが、土用丑に鰻の蒲焼を食べる習慣だけはなすすべもなく従っている。
それにしてもこんな日に真空チルドパックの鰻蒲焼を買ってゆく人がいたのには驚いたのね、いろいろ都合があるんでしょうけど…




スースーサラサラ
シャワーの必需品
先日ドラッグストアでイッキに揃えた
今年はコレでキマリよ〜

(40)インドフーズ『ミックス豆のクリーミーカレー』


 味にはカンケーないコトなのだが、レトルトパウチそのものがカッコイイのである。
スーパーで安売りしているレトルトなどでは製造コードや賞味期限のスタンプのみでも構いはしないのだが、野口君のお世話になるようなカレーではやはり少しは気を遣ってもらいたいと思うのはボクだけだろうか。



 黒インゲンに赤インゲン、トマト&オニオンといったベジタリアンなカレーだ。豆の濃厚な風味にクリームが合わさった独特のステータスは意外にもインドの代表テキなカレーだという。
スパイスがガッチリと効いておりなめらかな舌触りのなかにハッとするキラメキがあり、カレーのイメージよりもチリコンカンにも似た食味に遠い異国の空気が漂ってくる思いを持つ。
 なんとなくアズキのようなコクがありバングラデッシュ料理に登場するルティという薄焼きパンに包んで食べてみたくなる粘り、ヤギのチーズといった乳製品との相性の良さなど、美点を挙げればたくさん出てきそうなカレーでもある。
刺激テキなカリーにキンと冷やしたビールはサイコーなのであるが、このカレーはどちらかと云えばラッシーなど飲みながらランチにいただきたくなるようなヘルシーさを前面に出してくるのだ。


インド食材専門店『インドフーズ』日印国際貿易有限会社
http://www.indo-foods.com/index.html


(21)U.F.O. NEXT GENERATION『ミックス焼そば』


“電子レンジ調理専用カップ焼きそば”なのだ。
価格はフツーのカップ麺が二つ買える。
メーカーサイトでは
「食べ応えのある太めんは、濃厚ソースとの相性もピッタリです。
具材には豚肉、イカ大切りキャベツを使用し、見た目も鮮やかなミックス焼きそばに仕上げました。
水からレンジ調理なので、湯切りは不要です」
と高らかに宣言し、新時代の幕開けとばかりに前面に押し出してきている。



期待にムネを膨らませて開封すると何やらイロイロなメンドーに直面し、ちょっと気持ちはシボミかけてくる。
フリーズドライの具と液体ソースはフツーの製品と変わりがないが、内ブタにプレスされた細かい指示など
「こんなにキッチリしなくちゃなんないなら生キャベツ刻んで生麺&ソースでフツーに作るほうが脳ミソ使わないじゃん…」みたいな暗澹たる感情面積が拡大してゆく。
あ〜、とにかくメンドーなのだ…


ん〜確かに生麺に近い食感と味で、電子レンジ以外にガスやその他の加熱調理器具を持たない方には申し分のない完成度かもしれない。


日清食品株式会社
http://www.nissinfoods.co.jp/product/
http://www.nissinfoods.co.jp/