わさびソフト@かつらぎ山パノラマパーク

前日まで発表されていた天気予報はあまり芳しくないものであった。晴れのち曇り…時々雨までという天候は、風景を楽しむ小旅行にはあまり向かないかも知れない。

遠方から訪ねてきてくれる大切な人を案内して回るにはいささか心許ないが、悪天候なら魚市場や美術館、好天ならば駿河湾を一望できるこの場所へ…と心づもりはしていたのである。
幸運なコトに天気予報はハズレて絶好の日和となって歓迎してくれた。夏休みも終わった平日なので道路も駐車場もガラガラ、やはりアソビは平日に限るなぁ。
山頂への往復券を購入して早速ロープウェイに乗りこんだ。ココは二度目で父と母を連れて伊豆の温泉に一泊した帰りに気まぐれに立ち寄った観光地だったが、その風景の素晴らしさに心打たれ「いつかまた…」とは思っていた。あれからはや十数年、レストハウスもすっかりキレイに改築されて今は亡き父が見れば驚くだろうし時代の変遷を感じさせる。


オリジナル画像
グングンと意外に早い速度で上ってゆくと丹沢山地函南の原生林がよく見え始める。富士山も視界に入ってきて背景の空や雲が美しい。
十数分で頂上に到着した。360度の展望はイキを呑む素晴らしさであった。


風は涼しかったがやはり陽の当る場所はアセが噴き出てくる。ノドも乾いたので頂上の茶屋で冷たいモノでも食べようと云う事になった。
例によってソフトクリームを試してみるのね。ココではマロンのソフトしかなかったので選択の余地はなかったが、なかなかにコク風味ともに良く十分に楽しめた。
しかし伊豆と云えばトコロテンだ。ソフトクリームでベタベタになってしまったクチを酢醤油がジツに心地よく洗い流してくれる。もちろんトコロテンそのものも海草の風味が豊かでサスガと思わせてくれた。オーダー毎に突いてくれるのでトコロテンの舌触りや香りが失われておらず、小さいコロに駄菓子屋で食したトコロテンを思い出した。


ヤレヤレと再びロープウェイで下山しレストハウスで土産モノなどをチェックするが、ココで再びソフトクリームなのである。ジツは行きにメをつけていたソフトがあって計画テキな行動だったのである。
しかし幟旗でアピールされていた“わさびソフト”はボクたちが想像していたモノより遥かに個性的かつ本格派だった。フツーはワサビパウダーをミュクレに加えてソフトクリームに加工するのだが、ココではなんとホンモノをその場でスリおろすのである。


そしてカップに盛り付けたソフトにドバッとトッピングしてしまうのだ。しかもケチケチ乗せずにたっぷりと!
いやはやコレは嬉しいではないか、売店のオネーサマもこの“わさびソフト”がイチ押しだと太鼓判なのである。


伊豆の浄蓮の滝入口にあるソフトクリーム屋さんも生をその都度スリおろしてはくれるのでソレも大変に結構なお味だが、クリームにまんべんなく混ざっているタイプなので少々インパクトには欠ける。
やや黄色味が強いソフトクリームに鮮やかなグリーンのおろしワサビが映える。紙カップでなくガラスの器なんぞに盛ればもっと有難いモノとなって高級感も出てくるのだろうが、観光地のレストハウス売店ではこんなトコロだろう。食べる場所も通路に設置されたテーブルと椅子で「あ〜もうちょっとソトでも眺められる場所だったらなぁ…」と残念なのである。もっともレストハウス自体が伊豆長岡の街ハズレにあるので周囲の風景などはイマイチ、ないものネダリをしても仕方がないのだな。
写真撮影はイーカゲンにして早く喰らいつかないと溶けてきてしまうので、本当はあまりそんなヨケーなコトを考えているヒマはない。


さぁどーだ! おろしワサビがダイレクトなのでいきなりは来ない。どちらかと云えばクリーム混入タイプの方がスグに「あっ、わさび〜!」と判るが、コチラは先ずクリームの冷たさと甘みが口に拡がり、ソコからワサビがジンワリと効き始める…といったカンジか。
しかし一旦その実態が明らかになるとワサビはヤリ放題で、香り辛味もドッカ〜ンとやってくる。ココはひとつ全体のバランスを考慮に入れつつテキトーに混ぜながら食すべきだ。
ホンモノだけが持つ香りと甘み… あ〜やっぱり美味しいのね♪


食しながらふと思い出したのが“ソフトクリームに醤油をかけて食す”というワザだ。ワサビが添えてあるのなら尚のことスバラシいものになりそうではないか。
図々しいとは思ったが売店のオネーサマに「お醤油ある?」と訊いてみると、わざわざレストラン部門の方へ行って持ってきてくれた。彼女もこのワザは知っていたそうで、時折来店客に勧めてみたりもするそうだ。しかし「お客さんの方から要求されたのはコレが初めてだわ」と感心されてしまった。
おぉ〜、コレもまたオツな味である。というかかなりイケるのね♪
ソフトクリームの美味しい食べ方のウラ技、あるいは出先で当たってしまった“ハズレソフト”の緊急回避策として“マイ醤油”を持ち歩くのも悪くないだろう。


フツーの緑茶ソフトも食べてみた。コレも一級品の味だ。このお店は原料のミュクレに高品質なものを用いているようなのでドレを食べても美味しいに違いない。あぁ、しかしひょんなところで出会ってしまった“わさびソフトクリーム”、美味しかったなぁ…


かつらぎ山パノラマパーク
http://www.panoramapark.co.jp

地図


(番外編) 大坂・千房『カレー焼そばパン』


コッペパンに焼そばを挟んだモノはよくあるが、これは中に具として入れてあるタイプ。しかもパンの表面にはチーズがスプレーしてあり、そのコゲ具合がジツに美味そうではないか。
   ◆◇◆◇◆
大手パンメーカーの神戸屋さんが大阪で有名な焼そばお好み焼の店である“千房”さんとコラボして作ったパンなのだ。果してどんなお味なのか…と楽しみにしてパクリと一口。
ウ〜ム、フツーじゃん。


確かにパンそのものには焼チーズが仕掛けられているので美味しいのだが、肝心の焼そば部分はさほど個性を感じない…というかカレー味のソース焼そば…ってアタリマエのコメントしかできないのよね。


食べ易さを狙ったのか焼そばはブツブツに切られていて、もしかしたらコレが風味を損なう原因になっているかも知れない。
富士宮では例の“富士宮焼そば”をフツーにコッペパンに挟んでは紅生姜をトッピングしてあるジャンキーがよく売られている。もちろん刻んだりはしておらず長いままだ。あの独特な食感も生きていてボクはソチラの方に軍配を揚げたくなってしまうのだな…


神戸屋
http://www.kobeya.co.jp/




Sora

6:12AM, August 30. 2009.

(72)

トラムが行き交うメインストリート
ホテルの夕食タイムまではまだもう少しある
ビールが飲みたいけどちょっとガマンしよう
裏通りをもう一回りしてくるか…



1997.06.07. @カールスーエ
CONTAX TVS Carl Zeiss Vario Sonnar T*28-56mm






今朝の富士山

5:11AM, August 30. 2009. @Mannohara, Fujinomiya-City











ハピ吉さん
おはようございます! ナマイチバンアルヨ(笑)
そうかっ! マイ醤油だけじゃなくって“マイ生わさび”も持って歩こう(≧∇≦)b
チューブのヤツ、カッテコイ(爆)



まこたくさん
こんにちわ! ヤッパリナマニカギルアルヨ(笑)
注文したらいきなりおろし始めたでしょ、でもってソレをソフトの上にドバッ!! 信じられないモノを見たような気がしました(;◎∀◎;)
そして、食べ始めてまたショックぅ〜\(≧▽≦)丿 べらぼーに美味いんだな、これがさ♪



ラントマンさん
こんにちわ! ナマビンビンカンジルアルヨ(笑)
わさび産地の伊豆らしいレシピですね〜♪ やっぱりその都度おろしてトッピングする…というヒトテマがこの美味しさを引き立てているのでしょう!
わさび入りチーズを醤油つけながら食べるカンジをイメージしてみて下さいd(°-^*)⌒☆



dar-herさん
おはようございます! ♪あまぎぃ〜ごぉ〜えぇ〜♪ですかー(笑)
伊豆一帯は“わさびソフト席巻地域”なんですかね、意外にヨソの土地からいらっしゃる観光客の方がよくご存じかもしれません(´・∀・`) しかし肉屋のソフトクリームとは… 恐れ入りましたーノ(´д`*)
CHIBOってブランドを掲げてるので期待してたのですが、ちょっとガッカリしましたね。もしかしたら富士宮焼そばに洗脳されてるだけかも知れませんが(笑)



梅成弟子丸さん
おはようございます! 恵比寿はスザンヌとご一緒に?(爆)
混ざったヤツはアスパラで失敗してるしねぇ\(≧▽≦)丿 アレほど「ベツにぃ…」なソフトも久しぶりでしたよね。でもソフトクリームにアスパラが刺さってる方がブキミか〜(笑)
まぁワサビアレルギーでもなければ一度は食べてみてもいいんじゃないですか? なんか想像しているモノとはステージの違う美味しさがあるんですよ(*^_^*)



チャッピ〜さん
おはようございます! アセもよくかきましたー(笑)
いや〜ソフトクリーム三連発は生まれて初めてでやんした(*´ω`)
意外な伏兵トコロテンにも驚きましたが、まさかあんな展開でわさびソフトに出合うとは… でも本当に美味しくて満足しましたねー♪



もこんぐさん
こんばんわ! もう大きさテキに言ってハエの幼虫=ウジ!(爆)
やっぱりいいイメージは思い浮かばないよなぁ〜\(≧▽≦)丿
フツーの焼そばパンのほうが良かったっス…