Excelはマクロ機能付き方眼紙じゃない

と日頃思うのですが、現在お世話になっている会社も、自分の所属会社もそんな使い方ばかりです。

設計書をはじめとするドキュメント作成に、セル幅を方眼サイズに設定したExcelシートを良く使っています。Excelは本来は表計算ソフトのはずなのに、融通が利くもんだから表計算以外の使われ方をしてしまう。で、幅広な領域が欲しくなったらセル結合しだし、データの自動折り返しがスムーズに動作しなくなったり、データが隣接セルに隠れて印刷ミスが多発したり・・・そんなことやってりだけで余計な時間を費やす羽目になります。ほんとに「道具の使い方を間違えると不幸になる」ことを痛感します。

表計算ソフトらしく、画面出力項目一覧とか作るときは非常に有用だと思います。項目にチェック欄を追加していけばそのままテストケースのシートにも使えるし集計も可能なわけですし。
しかし、どうにもそれ以外の使われ方が多く、メリットよりもデメリットのほうが大きくなっています。自分の周囲のメンバーはどう思ってるんだろうか、感覚が麻痺してんのかそれとも自分だけおかしいのかと心配になります。
かといって自分でもドキュメント作成に何が適切であるか、全くハッキリしません。はてどうしたものだろうか。ここらへんはいろいろ情報収集する必要があります。




ついでに方眼紙ライクな使い方をすることにより発生しうる副次災害。セルの書式設定には約4000の上限があるため、方眼紙のように複数セルを消費しやすい使い方をしていると、書式の枯渇が早くなる気がします。(←すいません。因果関係は調べてないので憶測です。)とりあえず今日会社で設計書の書式が枯渇しました。



昔の質問を漁ってみましたが、Word、Excel使っているところが多いんでしょうか。うーん。
http://q.hatena.ne.jp/1175130631

Stringも使い方を間違ってることが多い

眠いのでとりあえずリンクだけ挙げておきます。
自分のプロジェクトに当てはまる耳に痛い話がほぼ全て載ってました。

http://d.hatena.ne.jp/minghai/20060715/p1

Java String 乱用」とかでググったんですけど、こちらのページくらいしかすぐに出てこなかった・・・
Excelの話と無理やり結びつけると、やはり使い勝手の良さ(融通の利きやすさ)が、本来起こらないはずの混乱を招いていると思います。

今思いつきましたが、Integer.parseInt(String)、Integer.valueOf(String)、new Integer(String) が目立つような状態は、危険信号というか既に設計がミスっている証拠ではないでしょうか。