進路のご報告

 ようやく、進路を定めました。外資系企業でコンサルみたいなことをすることにしました。外資系のコンサルティグファームに行く、というのとはちょっと違いますが、あまり言うとネタバレなので、このくらいにしておきます。

 さて、コンサルといっても建設コンサルではない。結局、農学部時代の同期の多くが建設コンサルへ就職することとなり、プロマネ、水管理、農業土木、砂防、生態系など分野の違いはあれど、どの大手建設コンサルにも知り合いがいる、みたいな状況になった。国交省農水省環境省経産省、いずれも同期がいるし、なんか僕がコンテンツとしてやりたい分野にはみんなお友達がいる。
 昔から、みんなの進む方向には進まない、というような天邪鬼なところがあり、誰もいない環境に一人で乗り込んでいくのがわりと好きである。異なる分野をつないで、価値創造してみるところに、興味がある、と言えばかっこいいが、もう少し感性的なものかもしれない。
 ただ、僕の興味のある環境やインフラに関して諦めたわけではなく、いずれ「戻ってくる」つもりである。それがどのような方法論になるものかはまったく想像がつかないが、少なくとも今の僕で想像のつくような方法では、数年後には達成されていることだろう。
 就職後、最初の5年間は力をつけるための期間だと考えている。そういう意味では、ベンチャーにしようかな、とも思ったのだけれど、結局は関われる可能性のあるコンテンツで、この会社に決めた。「仕事はコンテンツで選ばない」などと言っておきながら、最終的にはそこかよ、と。会社名を出さないとどうしてもぼやっとした説明に終始してしまう……
 就活を総括すると、かなりだらだらやっていたな、という感じだ。7月にインターンのESを書き始め、10月に初内定をもらい、6月に進路を固めた。1年である。ただ、逆に就活のみで忙しい時期はなく、就活という仕組みに飲まれることもなかったかな、と記憶している。
 就活をしていて考えたことであるが、変革を志すのであれば、順当な方向から攻めてはダメなようだ、ということがある。特に日本はシステムがシステムのために存在しているから、内側に入ればほぼ確実にシステムに取り込まれるようである。そこで個を貫けるほど人間は強くないな、ということだ。