とある魔術の禁書目録 13

読了。

『はっきり言ってやろう。君の主張は全て、実現性を無視した子供のワガママだ』
「ならどうしろってンだ? 木原みてェなクソ野郎のせいで、あのガキがボロボロにされるのを見て、にっこり笑顔で良かった良かったって言えばハッピーエンドかァ!?」
『そうだ。そのために医者がいる』

ローマ正教が正式に送り出した刺客「前方のヴェント」 、「猟犬部隊」 を率いて「打ち止め」 を捕獲しようとする木原数多。そして上条当麻と「一方通行」 が交差するとき、事態は大きく動き出す――表と裏の13巻。


うーーーーーん、コメディがないよ?
最初っから最後まで、12巻ラストのペースでずばばっと400ページ弱。特に長いとは感じなかったのはこの作者特有のものかな、とか思いつつ。
楽勝とか言ってた割にいざ戦ってみると今までの敵と大差ない感じのヴェント、というか攻撃する魔術他にないの?” とか、”「そいつは我々『神の右席』 の中でも最弱だ」” パターンか!? とか、”カエル顔の医者” が以前にも増してぐんぐん格上げされていくよ、とか。……あと何だったかな。工場でのアクセラレータがアレだった、とか。
あ、あと304頁―305頁間の台詞はすごく良かった。涙が出るほどに*1


罰ゲームは美琴がゴネて続行したらいいな……とか微かに期待しつつ。

*1:ね、とついつい Dialogue 2-8 を思い出す。