朝になっても見えないものは見えない〜指宿へ。開聞岳と枚聞神社

6時前起床。
ホテルの風呂が6時からなので。今日こそはと思ったが雨こそないが曇っているので桜島山頂は拝めず。いつか眺める事が出来るだろうか。

ホテルのバスで中央駅へ。ここから電車で指宿へ。天気はともなく車窓からの景色が面白い。一時間一寸で指宿到着。
ここからは自転車で自走のつもりだったが、脚の回復が思わしくないのと天気にも不安があるのでバスで移動。30分程で「枚聞神社」到着。
枚聞神社は昨日訪れた新田神社と同じく、薩摩之国一宮。昔は二社の間で色々あったらしい。鹿児島の神社はどこも丘の上にある印象だったが、ここは平地。多分開聞岳をあがめるに良い位置なのだろう。鬱蒼とした森に囲まれ静謐な神社だった。ここの社殿の形もなかなか面白い。朱色の社殿と木々の緑が「南国!」と言う感じのコントラストに見えた。しばらくのんびりするにも良い、清冽な神社であった。なお、ここでは御神酒は頂けなかった。まあそういう事もある。
 流石に自走で指宿へ向かうか、と思ったら雨を感じる。取り敢えず開聞駅に向かうが2時間以上電車が無い件。うーん。見上げてみれば開聞岳の山頂も雲に隠れている。
今回の旅はこんな感じなのかね、と思っていたら近くのバス停でバス確保。往路より遠回りだけどまあいいか、と言う事でバス移動。
ほとんど乗り物で移動したのに指宿駅についたらへろへろだった。結局指宿では温泉に入ってないし、主目的は果たしたものの「積み残し」が更に増えてしまった。

九州の車窓から〜熊本へ

指宿からは電車で鹿児島中央へ向かい、そこからは久々の新幹線での移動となる。窓から眺める桜島はやはり山頂見えず。まあこんなものか。九州新幹線は鹿児島〜熊本間はトンネルが多い。その間を縫って見える景色はそれはそれで面白い。川内あたりでは昨日訪れた可愛山陵も見えたしね。

それはそれとして熊本まではほぼ「各駅停車」なのはどういう運用思想なのだろう。
熊本到着。この時点では日は傾きかけており、色々回る余裕は無かった。市電…所謂路面電車であり、これがある街は何やらうらやましい…に乗り、今日の宿へ。どこが「市電駅から徒歩1分か」と思いながらチェックイン。荷物を置いて熊本市内をぶらぶらと散策する。
まずは熊本駅近くの「総社神社」…肥後の総社…と「北岡神社」、「清原神社」を順に参拝。
その後、所謂「熊本ラーメン」を食べる。とんこつでも福岡とは随分違う。焦がしにんにくがアクセントなのかな。
熊本城付近では、御城自体は時間の関係で周りを見ただけなのだが、近くの稲荷神社や大神宮には参拝する。また来る時の御挨拶と言う事で。
繁華街に移動して夕食。熊本ならば「馬刺し」「辛子蓮根」「一文字ぐるぐる」と言う事で、ガイド本に乗っていた店で郷土料理コースを注文。色々と上等そうな料理が次々と来るので随時堪能する。一杯目はビールとしてに二杯目は焼酎なのは御約束だ。何故か芋焼酎になったけど。(注:しかし熊本産
料理はおいしかったが、私の身分ではもっと庶民的な居酒屋に入った方が似合いだったかな、と思ったり思わなかったり。
腹ごなし&酔いざましに繁華街をぶらぶら。とある一角だけとても違う世界が広がってて速足で逃げた。熊本は奥深いな。
宿について大浴場でさっぱりし、自転車の整備や荷物の整理をして寝る。さて、明日はいよいよ最終日か。天気もつといいな。