男のコラム2 / マイク・ロイコ

今回のアメリカ大統領選挙を見聞して読み返したくなり、20年以上前の本を引っ張り出してきた。シカゴ・デイリー・ニューズのコラムニストのコラム集が翻訳されたもの。

読みたかったコラムは「人種差別」というタイトル。'80年代初頭のキューバでのマリエル港大量出国事件の時期に書かれたと推察する。
世論調査ではキューバからの難民受け入れは反対が多数となっている。自分でも調べてみた、サンプルは自分の地元の友人1人(おそらく酒場の仲間)でまさに世論調査と同じ結果となった、というイントロで、キューバ人受け入れ反対の友人に外国人受け入れをどう思うかと尋ねると、外国人なんかどんな奴でも受け入れるべきではないと話す。それならばポーランド人についてどう思うかと聞くと、バスの中で見かけたポーランド人の掃除夫の様子を引き合いに出して受け入れるべきではなかったと言う。イタリア人についてはギャング、アイルランド人は政治家、などを引き合いに出し、その他各国からの移民についてもエスニック・ジョーク的な比喩を用いてこきおろし、移民は受け入れべきではないと力説する。日本人については「日本製のカメラのシャッターを切ると筋肉がひきつるみたいな音がする」と例える。
君の意見を総合すると、最初の移民であるイギリス人以外は受け入れてはいけなかったわけだね、と水を向けると、多くの南部の山男(ヒルビリー)はそもそもイギリス移民なんだからそのころ俺が生きていたらこの国に入れなかった、と答える。

そして最後のフレーズ。
"ってことは、君の好きな人間はひとりもいないってことになるね。
「いや、そんなこたあない。俺はアメリカ人が大好きだよ」
だけどそりゃあ、いったいどんなアメリカ人だい?
「すでにこの国にいる、俺みたいなアメリカ人さ」"

選挙結果の分析を聞いてなんとなくこの話を思い出したのである。

男のコラム〈2〉スーパー辛口コラム38

男のコラム〈2〉スーパー辛口コラム38

どんより日曜日

恵方巻、ビール3本、仕上げのチョコレートと摂取してたまらずダウン。23:00就寝、8:00起床。

天気予報は下り坂とのことなので、早めに出かける。今日は成増方面。地下鉄で向かい、スギ薬局 > 図書館でかさばるものをまとめて返却 > 業務スーパー、でそのまま徒歩帰宅。ソフトタッチ長T、厚手のフリース地のシャツ、マフラー、キルティングのジャンパーで歩いていたら暑くなった。下り坂の天気なので寒さも緩んでいる。

その後は在宅。昼食後に相棒の再放送が始まり、ついつい最後まで観てしまう。サンシャイン斎藤が犯人役のやつ、何度目だろう。いつも気になるのは、乗り捨てられたバスを発見したくだりで現場に戻っている犯人は誰なのか、というところ。監禁先の相模原から蒲田までそんなにすぐ行ったり来たりできるのだろうか、あの3人とは別の人物がいたのではないか、と勘繰りたくなる。大田区蒲田とは明示してないからどうでもいいんだろうけど。

あまり雨は降らなかったが、どんよりして冷え込んできた。今週もなかなかに重そうだ。