摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

新穂高の三枚岩1ルンゼを登る・・・・・・ブログ1000日目記念山行

5月3日の祝日。5月にしては少し寒い朝だった。経済問題が解決し、

摩耶ケーブル年間パスを購入する。サブタイトルを「まやビューライン

サポーターの会入会記念山行」としようと思ったが、長いので止めた。

ちょうどブログの記事の数が、1000になったので、副題にしてみた。

昨年11月に「ケーブル友の会最終乗車記念山行」と題し、三枚岩を、

登ったので、もう一度行ってみようと思う。水道管理歩道を下って行く。

水道管理歩道から石楠花山を望む。右手には三枚岩が僅かに見えている。

山の木々が、一つ一つ盛り上がるように見えている。新緑の季節ならでは。

下り着くのは徳川道とシェール道の分岐。小沢を一つ渡って、生田川の

渡渉点手前で流れに沿って上流に進む。どうも憶えられず毎回迷う所だ。

山側から入ってくる2番目の小沢を、20米も登って行くと二俣となる。

左俣を登りたいのだが、倒木が多くて歩き難いので中央の尾根を登る。

適当な所で左手の谷へ移り、次に現れる二俣を、また左俣に入り登る。

この谷がルンゼ状となるかと思いきや、平凡なまま稜線に突き上げてる。

右手に大きな岩壁が見えて来たので、そちらが目的の第一ルンゼだろう。

本物の穂高岳にある屏風岩も、向かって左が第一ルンゼと呼ばれている。

昨年11月に右手のリッジを登った。その時このルンゼには立木が多く

登りやすそうに思ったので来たのだが、意外とビレイを取れる木が無い。

とりあえず登ってみるが、左の沢からトラバースしてきたので、此処で

滑落すれば10米以上は落ちるかな。どうにも支点が一つ欲しい所だ。

ハムのレベルの話で、現役のクライマーなら、フリーで行けるだろうが。

右手には生田川の源流を望む。わりと高度感がある。まあ写真を撮ってる

ぐらいだから、安定した所に立ってる。結局、左手の木のある方へ逃げる。

早めにピッチを切って、松の木でビレイをとる。上部はさらに斜度が落ちる。

写真だけ見ると岩登りをしているみたいだが、スニーカーにドカヘルを被り、

7ミリの補助ザイルを使っているというお粗末さ。ハイキングの範中を出ない。

ツルベで家族に行ってもらう。斜度は緩く普通に立って歩けるが、岩の上に、

砂や小石が乗っていて滑りやすいし、松の枯葉が手に突き刺さって痛いんだ。

緩いとはいっても転がり落ちれば、サヨナラだ。まあ高度感は楽しめる。

トップを行く家族にも、安定してビレイを取れる所で、早めにピッチを切らす。

この辺りは、普通に立って歩いている。ザイルを流すだけで落石がおきそう。

小さなアセビの木が花を咲かせていた。岩の上に滞留した土に根を張っている。

ルンゼの上部は藪が煩いので、右手のリッジへ抜けた。最後は昨年と同じ所だ。

傾斜のきつい第2ルンゼ。その向こうには一般道にある高圧鉄塔が見えている。

一般道に出て、しばらくで展望岩場へ。山頂も飽きたので此処で昼食にしよう。

1000日目記念山行と銘打った割には、ショボイ内容だが、晴天と新緑が救い。