4月19日は第三曜日にもかかわらず、朝から爽やかに晴れ渡っている。
いつもより、多少は早く家を出て青谷に向かう。気温もちょうど良いぐらい。
先週は、少し早いかと思われた、岩屋尾根のツツジをもう一度見に行こう。
青谷道は、廃屋や不法耕作地が続き、嫌いなので避けている道だが、
晴れた日ならば、それなりに気持ちが良い。大龍院の鳥居をくぐって、
階段道を登って行く。モチツツジの多い所だが、まだ咲いていなかった。
旧まや道に合流した。正面が岩屋尾根の道。此処は入らず西に向かう。
旧まや道が谷へ下る所を、そのまま直進して行くと、堰堤に突き当たる。
右手の急斜面に取り付く。ハムには古い道跡のように思えるが、只の崖
にしか見えない人もいれば、踏跡や獣道だと思う人もいるかもしれない。
先週は山桜が満開だった三本鉄塔の北斜面は、全て新緑に変わっている。
たった一週間たっただけでも、季節の変化を感じる。同じ山に登り続けても
飽きずにいられるのは、そんなことがあるからだ。ツツジの新緑も、おや?
足元を見ると、ツツジの花弁が散っている。さして寒いと思わなかったが、
金曜の朝にかけて降った雨のせいだろう。ツツジの花は冷雨にとても弱い。
残念だが仕方ない。数年前には一晩で、全山のツツジが散ったこともある。
それに咲いているツツジの花も、先週に比べると色が抜けてしまったよう。
本来の岩屋尾根道と合流し、少し登ると、摩耶山頂が見える場所がある。
先週咲いてなかった、此処のツツジも、雨に打たれたせいか元気がない。
何だかツツジの若葉が目立つ。本来ミツバツツジは、花だけ先に咲くので
キレイなのだが、どうも勝手が違うな。未だにツツジの生態が分からない。
満開のものあるけど、やっぱり若葉が出ている。まあキレイなんだけど・・。
昨年は4月18日(日)に登っているが、ずいぶんとツツジの様子が違う。
尾根の上部に行くと、高木のツツジが多くなる。青空と新緑とツツジの花。
期待してきただけに残念な結果だが、爽やかな天気で、気持ち良く歩けた。
今日は行者尾根を下るつもりなので、最後まで詰めずに、鞍部に向かって、
東側斜面をトラバースしていく。イノシシの獣道があるので、わりと歩き易い。
天狗道のツツジも開花していた。これは例年より一週間ぐらい早いだろう。
さすがに天狗道は人が多く。渋滞するような場面もあった。ただ皆さんは、
足元ばかり見ておられ、せっかくのツツジが目に入らぬようなのが残念だ。