ケヤキの芽生え

JR仙台駅はペデストリアンデッキになっています。ペデストリアンデッキとは、歩道橋を幅広くして、幾つもつなげたような構築物です。仙台駅の2階から道路を横断せずに町中に出られるのですが、地上に植えた街路樹のケヤキが、ちょうどペデストリアンデッキの高さで枝を展開させていて、枝先を手に取って観察できるのです。
昨年の秋、枝先に沢山の種子が実っていました。ペデストリアンデッキの床面にも種子は一杯落ちていましたが、ケヤキの枝先から種子を直接採取できるのに意義を感じて採取してきました。。
数個失敬してきて、すぐに鉢に撒きました。この春5個の芽が出てきました。

針金のように細い茎の上に小さな双葉、さらにその先に4枚の本葉を展開しました。4個の幼樹は茎がまっすぐで元気ですが、手前の1本は双葉も丸まって勢いがなく、幹も斜めで弱弱しいです。このケヤキを、屈曲した性格のわが身をオーバーラップさせながら、見つめて行こうかなと思っています。


JR仙台駅の駅長さんにお願い。
街路樹のケヤキの隣に、ハンテンボク(ユリノキ)をぜひ植えてほしい。ペデストリアンデッキの高さから、ハンテンボクの花を手に取って眺めてみたい。