Rapid Restore Ultra

はじめに
ありがとうございます。この頃、Google や Yahoo 検索でお越し頂く方が増えています。以下の情報は Rapid Restore Ultra がプリインストールされている ThinkPad をご利用の方に有益かと思いますが、いくつかリンクが切れてしまっています。ご迷惑をおかけします。今度、探してリンクを張り直しておきますのでご容赦ください。なお、より新しい情報をお持ちの方は、ぜひコメント頂ければと思います。よろしくお願いします。(2006/01/13 筆者)

閑話休題

ThinkPad T42 を購入したら、Rapid Restore Ultra 4.0 というバックアップツールが付いてきました。「IBM 純正」というわけで、ちょっと期待していたのですが、私の考えているものとは全然違ってがっくりです。うまく表現できないのですが、

><

  • (表向きは)ユーザーは細かいことを気にしなくて良い → (本当は)細かいことは操作できない
  • マニュアルには、初めてパソコンを触るような初心者向けの説明があっても、本当に困った人が必要とするようなカンジンな説明が全然ない。

という感じです。バックアップファイルの除外という項目もあるのですが、除外できないじゃないかー。いきなりバージョンアップが必要なのでしょうか?

ちなみにこれは雑談なのですが、バックアップで一番重要なのは、本当にちゃんとバックアップがとれているか、という確認です。tar だったら、tar x で展開して、diff -rq でもとれば良いのですが。また、もっと脱線すると、RAID で重要なのは、本当にディスクがブチ壊れたときに、ちゃんと問題なく運用できるかということです。この手の「避難訓練」的なポイントを明確にしてくれない UPS, RAID, バックアップツールは、本当に信用できないものです。ところで、RAID 装置の横には、ディスクが壊れたときのマニュアルを貼ってますか? バックアップテープには、復元の方法を書いてありますか? パニックのときには、この手の情報がないととても焦るものです。復元に失敗して、逆にバックアップを壊してしまうなんてことがあったら、目も当てられません。パニックのときは、どんな間違いでもしてしまうものです。
さて、話を戻します。

Rapid Restore Ultra 4.0 (以下、RRU)で、もう一つ大いに困ったのは、試しにローカルドライブにフルバックアップを作ってみたのですが、今日になって気づいたのは、ディスクがほとんどフルフル一杯になっているじゃないですか! 60GB のディスクだったはずが、3GB くらいしか残っていません。これは、IBM 様を信じてローカルディスクなんぞにバックアップをとった私がマヌケなのかもしれませんが、とりあえず外付けディスクを用意するまでの間、こんなバックアップなんぞ見たくもありません。もう、削除、削除です。
と思ったは良かったのですが、このバックアップファイル(フォルダ)の名前が C:\RRUbackups だというところまでは分かったのですが、これが普通の Explorer で見えないのはともかくとして、なんと Cygwin の ls でも見えません。じゃあ、なんでこのフォルダの存在に気づいたのかというと、Cygwin に付いている GNU du が、この存在を教えてくれたからです。中にアクセスできないよ、と言ってエラーになるのです。どうも、ゴミ箱フォルダのように、もう完全なシステム属性フォルダになっているようです。
さて。なんとかしてこの RRUbackups とやらをやっつけてやりたいと思っていたところ、Googlehttp://www-6.ibm.com/jp/pc/migration/rr/rr15mstjp.pdf という資料を見つけました。一般ユーザーには公開していない、RRU のマニュアルみたいです。これを読んでいくと、ibmrrutil.exe というツールがあって、これで RRUbackups フォルダの操作ができるらしいです。これですよ、これ! どうして RRU のマニュアル、FAQ、オンラインドキュメントには、このようなツールや説明へのリンクがないんでしょう?

><

さて。問題はこのツールがどこにあるかですが、このドキュメントの読みが甘いせいか、せこまでは分かりませんでした。再度 Google で調べてみたら、こんなのがありました。

この下のほうに、

というリンクがあって、ここでダウンロードできるみたいです。ユーザー登録が必要ですが(本当は、会社の IT 部門管理者のための登録みたい)、無事に ZYAZ01USA.EXE というファイルをダウンロードできました。インストールも無事にできました。とりあえず、万歳です。上記ドキュメントやツールは、IBM 様が私の拙文に気づいて表沙汰にしてくれることを希望しますが、逆に隠されてしまうかもしれないので、手元にコピーして保存しておくことにします。

><