おかしな銀行はたくさんある

昨日はみずほ銀行に文句を言いましたが、今度は埼玉りそなです。
先日、同銀行のインターネットバンキング口座を TIMO というものに切り替えました。当初申し込むときに、

  • 通帳を使わなくなること
  • 時間外手数料(ただし、同銀行の支店等の利用に限る)を無料にすること
  • インターネット上で取引明細を見られること

というのに合意して申し込んだのですが、後になって、
インターネット上で取引明細は見られるけど、銀行からは明細を送ることは一切しない
ということが分かり、唖然としました。よーく規約を読んでいなかった私が悪いんでしょうけど、ちょっとだまし討ちにあったみたいで不愉快です。今や、時間外手数料無料なんて当たり前に近いサービスでしょうから、TIMO がいかに銀行側に有利な条件になっているか思い知らされました。
早速今朝、銀行の窓口に行って文句を言いましたが、もとの口座に戻すには 1,000円の手数料が必要だと言われ、今度は不愉快を通り越して怒り爆発です。

行員: 口座の変更には 1,000円の通帳発行手数料を頂きます。ちなみに、口座を解約して新規で作られる場合は無料です。

それっておかしくないですか? どう聞いたって、利用者が TIMO から逃げないように、つまり銀行が大金を投入して折角構築したシステムから利用者が逃げないように、という消極的な利用者獲得手法(ネガティブなインセンティブ)にしか聞こえませんよ。
システム的には、コンピュータ上でフラグを一つ立てるだけでしょう? 通帳発行手数料と言ったって、新規に口座を開けば通帳が必要でしょう? きっと、「新規のお客様には、特別に手数料を無料にさせて頂いております」とか言うんじゃないかな。想像だけど。

なぜ取引明細にこだわるか

別に通帳がなくても良い*1んですが、顧客が勝手にプリントアウトした明細が唯一というのはすごく不安です。たとえば、裁判所や税務署などでお金の動き(誰が誰に振り込んだか)などを証明しなくてはいけないとき、自分でプリントアウトしたもので本当に証明できるんでしょうか。窓口で聞いたところ、それは可能であるという公式なコメントを貰いましたけど、保険金を踏み倒すような大手の悪徳保険会社もあるようですし、いざとなったら銀行の口約束なんて信用できませんよ。それに、取引明細は何ヶ月か経つとインターネット上で確認できないということです。通帳だって、記帳をさぼっていると「まとめ記帳」になってしまいます。なんだか最近、銀行側に都合の良いことばかり常態化してきているようで、これまた不愉快極まりありません。
頼むから取引から何年も経っていないのに、
当行では、そんな取引記録はございません。え? それはお客様がプリントした明細ですよね。当行としては、その内容を裏付けすることはできませんね。
なんていうことになったら困ります。
結論としては、TIMO 口座で重要な取引をするのはやめておきます。銀行が口座維持費用を最低限にするための「ご家庭向け簡易口座」という理解に留めておこうと思います。しかし、リテールバンクを標榜している(していた、かな?)銀行がこれじゃあ、小口取引利用者は困りますね。

*1:新生銀行シティバンクも通帳は無いし。