なかむらたかし「ファンタジック・チルドレン」

ファンタジックチルドレン 1 [DVD]

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深夜にテレビを付けていて、「「BECK」がアニメ化されたのねどんなもんかしら」と気になって見ていたら、その次に「ファンタジック・チルドレン」という番組が始まり、なかむらたかしの名前を見つけて驚く。
いま調べてみたら原作・脚本・監督・キャラクターデザイン。
なかむらたかしは高校時代のあこがれのアニメーター。「未来警察ウラシマン」の、森本晃司と組んだ回を見てぶっ飛んだ時からのファン。最も有名なのは大友克洋の劇場用作品「AKIRA」の作画監督か。

その名前は懐かしく、しばらく前に「とつぜん!猫の国 バニパルウィット」という作品はビデオを借りて見た。「パルムの樹」はいつか見なければと思っていたが、テレビシリーズを再びはじめるなんて日が来るとは思っていなかった。
途中の1話(「惨劇」)見ただけなので何とも言えないが、ちょっと物足りない感じ。
でも、仕事してるのね。よかった。
ジブリのホームページの中にインタビューも発見。以前アニメファンだった頃の血が騒いだ。

「茄子 アンダルシアの夏」

茄子 アンダルシアの夏 [DVD]

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何故「茄子」?何故自転車レース?何故アンダルシア?
黒田硫黄のマンガ「茄子」の単行本のオビに宮崎駿の名前があったのにも驚いたが、それが映画になるとは。
原作ファンには個性が薄まった感じがして不満もあるかもしれないが、しかし丁寧に作られた贅沢なフィルム。原作の魅力を損なったわけではなく、このフィルムの魅力もある。さらにもう少しジブリっぽいにおいが抑えられていればと思わなくもないが、ここまでできただけでも、ものすごく贅沢だ。
自転車競技の時間、アンダルシアの空、ちょっと書くのをためらうが、生活。原作に忠実なアニメーションフィルムであるが、アニメーション作品のなかでの独特の位置を占めうる優れたフィルムではないかとも、思う。