オープンソース・バイオロジー 1

2001年、すでに「オープンソース・バイオロジー」が話題になっています。


Wired Visionに掲載されているドルー・エンディー Drew Endy 助教授のコメント

"生物学におけるアプリケーション――オペレーティング・システム(OS)から遺伝子データベースに至るまで――をオープンソースで開発すれば、きわめて優秀な人たちが、新技術の発明や既存技術の改良に必要な情報を入手できるようになる。"

"すべてを公開することは、リスクを最小限に抑えるための最善策と思われる。オープンソースのメリットは、すべて生物学にもあてはまる。ただし、誰もその情報を基に人体をいじくりまわしたりしなければの話だが。"

"生物学の世界では、米マイクロソフト社のような企業が存在したら困る。... その(自然界にすでに存在するもので特許を取得するという)話を聞くと無性に腹が立つ。"

"願わくば、関連する生物学に限りがあればいいと思う。それなら、ゆくゆくは若者が悪質なウイルスを作り出すのではないかと悩まされなくてもよくなる。(コンピューターの)ハッカーが問題を起こしても、そのウイルスに対処する措置が講じられるようにね。"

(Wired Visionより抜粋)