ご無沙汰です。T氏です。

今日は、予想外なバカ盛りの報告です。


昨晩、会社の人たちと飲みました。

メンバーは
Y氏
M脇本氏
T元氏

T元氏は残念ながらバカ盛り倶楽部のメンバーではありませんが、大先輩のため無理に勧誘することも出来ません。


T元氏と私は18時半頃から飲み始め、21時過ぎにY氏とM脇本氏と合流しました。
順調に飲みを重ね、時刻は朝4時半。
その予想外の出来事は突然私に降りかかってきたのです。


まぁ、その時間になれば小腹もすきます。
近くに光麺という比較的有名なラーメン屋さんがあったので、そこに行くことにしました。


その時間にも関わらず、店は激混み。
4人並んで座ることは出来ず、下記の組み合わせで2人ずつ分かれて座ることになりました。
・Y氏、M脇本氏
・T元氏、私


まぁ、私はバカ盛り倶楽部に所属しているくらいですから、当然大盛りです。
あー、飲みすぎた後に大盛りはちょっときついかなぁなんて思いつつ、箸を進めておりました。

すると、Y氏が私の方へ歩いてきました。
「M脇本が寝ちゃって、たべないよ〜」

そうです、M脇本氏は頼んだはいいものの、そのまま寝てしまって一口も食べないようなのです。
全くしょうがないやつですねと相槌を打ち、私はラーメンを完食。
スープも美味いなぁなんて思いつつ、飲み干したその刹那・・・


ドン!


え?
目の前にラーメンがもう一つ出現してるよ?
頼んでないよ?
もうお腹一杯だよ?


なんと、M脇本が食べなかったラーメンをご丁寧にもY氏がわざわざ私のところへ運んできてくれたのです(笑


本当にね、意味わかりません(笑


あまり物を残すことが好きではない私は、もう食べるしかないじゃないですか。
麺は延びて量も増えてる感じです。
しかも担担麺のようで、味もこってりで、かなり手ごわい感じです。


しかし私は完食しました。
自分との戦いに勝ったわけです。
この寒風吹きすさぶ朝の繁華街の中に小さな勝利が一つ生まれたのです。
あー、らーめんてこんなにお腹一杯になるんだね・・・
そんな事を思いつつ、始発の電車に乗り込む私でした。

・今日の一言

Y氏恐るべし、M脇本寝るなこのやろう

お久しぶりです。T氏です。
腹が出てきたので、最近休みの日にちょっとばかし走るようになりました。
http://www.mapion.co.jp/route/
ここで↑、走ったルートをなぞると、距離と消費カロリーが出ます。
ちなみに、私は「おむすび一個」分のカロリー消費です。
完全にやる気なくしました。
プライベートな話題は置いておきまして、今回はやや盛り倶楽部って感じの報告です。
仕事でバウアーと二人で夕方に外出した帰りに、久しぶりに一杯やろうかということに。
私はこの辺りで飲んだことは無いのですが、バウアー氏がいい店を知っているとのこと。
なにやら、ワインが豊富に揃っており、イベリコ豚が売りの飲み屋さんらしい。
「maru」という店で、結構人気があるらしく、すぐに一杯になってしまうのだそうだ。
私「あれー、バウアーってワイン好きなんだっけ?」
バウアー氏「いやー、普通です」
私「・・・」
まぁ、そんなこんなで店に突入です。
私「俺ワイン全然分からないから、バウアー適当に頼んで良いよ」
バウアー「僕もわからないので、店員さんに聞いてみます」
バウアー「すみませーん」
店員さん「はーい」
バウアー「何がお勧めですか?」
店員さん「どのような味がお好みですか?」
バウアー「・・・」
バウアー「重めで・・・味がしっかりしてて・・・バランスのいいやつで・・・安いやつ・・・」
苦し紛れの要望を並べ立ててます(笑
そんな都合がいいものがあるのか知りませんが、店員さんは文句をいうこともなく持ってきてくれました(笑
店員さんが一応ボトルをもって、これで良いかと聞きに来てくれましたが、もちろん良いかどうかなんてわかる訳がありません。
果たして、店員さんに頼んでおいて、コレじゃダメだっていう人がいるんでしょうかね?
まぁ、勇気のある人には「JimBEAMじゃない」ザバーって感じでやってもらいたいものですが(笑
店員さん「おまちどうさまでーす」
まぁまぁということで、ワインをお互いグラスに注ぎ、まずは一口。
私&バウアー「・・・バランスがいい!」
いや、正直バランスが良いのかどうかもわかりませんので、とりあえず言ってみただけなんですけどね(笑
ただ持ってきていただいたワインも非常においしく、おつまみに頼んだイベリコ豚の焼いたやつもめちゃくちゃうまかったですよー。
話も盛り上がり、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
って、これじゃぁグルメ倶楽部です。

実は、ここからが本番です。
サラリーマンの例に漏れず、ラーメンを食べて帰る事になりました。
ますたにラーメン」というなにやら日本橋にうまいラーメン屋があるらしく、日本橋にいくことに。
店内は混んでいましたが、ぎりぎりすぐに入ることが出来ました。
私「バカ盛り倶楽部としてはやっぱり大盛りだよなー」
バウアー「そうですよねー」
店員さん「ご注文はー」
それぞれ、ラーメンを大盛りで注文しました。
店員さん「ライスも無料で付きますけどー」
私&バウアーは目を合わせます。
私「ください」
店員さん「普通と、少な目どっちがいいですか?」
私&バウアーは目を合わせます。
私「大盛りで」
バウアー「!!!」

後日バウアーと連絡をとった時の話です。
バウアー「いやー、飲みすぎじゃなくて電車で吐きそうになったの初めてですよ(笑」
私「俺も俺も(笑」
まぁ、よく考えたら私はタクシーで帰ったんですけどね(笑

カフェテラス本郷パート2

さて暑い夏も終わり、秋風が吹く今日このごろ、秋といえば食欲の秋ということで、バカ盛り倶楽部も活動を再開すべく、T氏とともに再びカフェテラス本郷に行ってきました。

前回はT氏はインドカレー大盛り、わたしは昔よく食べたオムライス大盛りということでしたが、バカ盛り倶楽部的にはオムライスはたいした量ではなく、やはりここの大盛りはカレーにあるようですので、今回のお目当ては「カツカレー大盛り」です。

前回同様12時半に本三の交差点で待ち合わせ、真直ぐとカフェテラスへ向かうと、おなじ土曜日のおなじ時間帯にもかかわらず、閑散としていた前回とはうってかわって大盛況。ここは常連らしく(?)、店員さんが水をもってきたときに簡単に「カツカレー大盛り2つね!」とだけ頼みました。

待つこと約10分。毎度おなじみの洗面器のような大皿も2枚並ぶと壮観です。量的にはまんてんよりも多いと思います。一口食してみると、これが不思議に辛さもちょうどよい。(私の口にちょうどよいということは、T氏にとっては辛味が不足しているのではないか?)まんてんのような小麦粉系のルーではなく、サラサラしたルーです。これなら完食も容易だとパクパク食べ始めました。

ところが、実は私はこの日は体調あまりよくなかったのです・・・次第に満腹感も大きくなっていき、胸やけがしはじめ、心なしか頭も痛くなってきました。T氏はいつものごとく武士のようなイカツい顔で平然と食べていきます。私は遅れをとっていきました。

そうするうちに、「うーむ、この後仕事なんだけどなぁ・・・無理に完食を狙わないほうがいいんじゃないか?」とかバカ盛りメンバーにあらざるべきヨコシマなことを考えはじめました。しかし、ちょうどそのとき、向こう側の席にいた学生風の兄ちゃんが、オバちゃんに「ごめんね〜、カレーは終わっちゃったのYO」といわれているのが聞こえてきました。そこでハッ!と我にかえり、バカ盛りと仕事を天秤にかけようとした自分の浅はかさを恥じ、最後のひとくちまでなんとか食べきることができました。T氏より5分くらい遅かったですけどね。

もちろん最後にコーヒーも飲みました。T氏はコーヒーサービス券が2枚貯まっちゃたんじゃないの?

こんにちは!
T氏です!
久しぶりの活動報告です。

私個人の事情がありまして、最近東大病院に行くことがあり、そんな中バカ盛り本に載っているカフェテラス本郷は非常に気になる存在でした。
実は以前に東大病院へ行った時も一人でカフェテラス本郷を見つけようとしたのですが、見つからずに帰ってきた事があったため、今日はリベンジです。
(「カフェテリア本郷」でググッていたため、場所が見つけられなかったのは内緒です。ていうか、中途半端に検索に引っかかりやがっていたので、間違っていることに気づきませんでした(笑))
前回は平日でしたが、今日は休日なのでカフェテラス本郷経験もあるY氏を誘うことにしました。
Y氏は水道橋に住んでおり、かつ昔から東大周辺にも詳しい方です。また以前から土日にでもカフェテラス本郷に行こうという話をしていたため、朝10時ごろに携帯にメールを遠慮なく打ちました。
土曜は昼ぐらいまで寝てることが多いと聞いていたので、厳しいかなと思っていましたが、その不安を軽く一蹴するかのように、即レスです。(笑
返答は「いいよ」でした♪
さてさて、本郷三丁目の駅近辺でY氏と待ち合わせをして、目的地に着くまでの間、カフェテラス本郷に昔よく行っていたY氏から事情聴取を行うことにしました。
私 「バカ盛りの本に載ってましたけど、実はそんなに量が多いわけでも無いんですよね?」
Y氏「そうだね。俺普通に研究室の帰りとか皆で行って、オムライス大盛りを毎週食べてたからね」
私 「そうですかー。では今回も楽勝っぽいっすね。カレーはどうです?」
Y氏「カレーは食ったこと無い。」
私 「まぁ、この前行った”まんてん”も普通に食えちゃいましたし。オムライスがそんな感じなら余裕でしょうね。」
というような会話がありまして、今日もおいしく頂けそうだなぁなんて思いつつ現場を目指しました。
場所は赤門の近くのビルの2階です。
入っていくと大学生らしき一団が居る以外はだれもおらず、余裕で座ることが出来ました。
中は思ったより広く、ゆっくり出来そうな喫茶店です。
持ってきてくれたメニューを見ると、大盛り系のものが別メニューになっており、「お二人で分けてどうぞ!」なんていうコメントと共に載っています。
Y氏「お!なんか特別メニューになってるぞ!」
私 「すごいっすね。やっぱりバカ盛りの影響ですかね!」
さてさて、Y氏は昔を懐かしむ意味で、オムライスの大盛りを注文。
私はカレー好きなので、カツカレーを頼みました。
暫く雑談をしつつ待っていると、まずはオムライスの到着です。
オムライス自体の大きさは恐るるに足らずという感じでしたが、盛り付けてある野菜が結構多いですな。
ヘルシー嗜好の方には良いかも知れません(そんな人がバカ盛り食うか!ってなツッコミは無しの方向で。)。
また、包んである卵焼きの部分の厚さが尋常でなく、厚さ1センチはあったのではないでしょうか。
Y氏「この卵の厚み凄いなぁ!」
私 「うわー、卵何個使ってるんですかね!昔は薄かったんですか!」
Y氏「いや、昔からこうだよ。」
私 「・・・」
という会話を交わしつつ、「こりゃ今日は本当に楽勝だわ〜」なんて思いつつ待つこと数分。
「お待ちどうさまぁ〜」
ドン!(皿を置く音)
え?
何?
これ?
ちょっ!
うわ!
あのね、オムライスとあまりに大きさが違うんですよ(笑
まぁなんていうんですかね、バカ盛り本に載るだけはあるなと(笑
でも、大きさ的にはなんとか行けそうな感じではあります。
カレー、ご飯好きの私にはもってこいのシチュエーションかな?
というわけで早速食べることにしました。
ルーは結構さらっとしており、酸味と甘みの効いた、少しハヤシライス寄りの味です。
前回の、まんてんとは全く方向性が違いますね。
でも、喫茶店ということを考えると、十分美味しいといえます。
乗っているとんかつも十分においしく、正直ここまでとは思いませんでした。
バカ盛りと言いつつも、美味しいものに当たると嬉しいですね。
食べ初めて少し経ったころ、Y氏が食べたことが無いというのを、ふと思い出しました。
私 「Yさん、一口食べてみます?」
Y氏「いや、次回に取って置くよ」
Y氏やるきマンマンです(笑
さて、順調に食べすすみましたが、後半少しきつくなってきました。
お腹の張り具合も相当なもんですが、前述した”甘み”がきつくなってきたんですよね。
私自身、どちらかというと辛党なもんですから、これがボディーブローのように効いて来る訳です。
顔はやめな、ボディー、ボディーです。
なんて事が頭によぎりつつもなんとか完食♪
まぁ、あれですね、量は結構ありまして、ゴーゴーカレーのメジャーやファーストクラスは遥かに凌駕。
まんてんのジャンボカツカレーよりも多いと感じました。
ただ、ご飯というよりもルーの量が多いため、比較的喉を通りやすいのと、食後腹がこなれるのが早いというのは利点でしょうか。
ぜひ皆さんにも試していただきたいですね。
さて、食後ですが、大雨が降ってきたこともあり、コーヒーを頼んで少し時間を潰す事にしました。
私   「すみませーん」
店員さん「はーい」
私   「アイスコーヒー二つ下さい」
店員さん「サービス券ありますかー」
私、Y氏「ありません」
店員さん「・・・」
ん?そこで見せた、一瞬の沈黙と不思議そうな顔はなんでしょうか(笑
Y氏と話した結果、二人して大盛りメニューをあまりにも普通に食べていたので、常連と間違われたのではないかという事に落ち着きました♪
まぁY氏も私も感情をあまり表面に出す人ではないので、落ち着いて見えることは確かですが(笑
なぜか量子力学の話なんかをしつつ(!?)コーヒーを飲み干し、カフェテラス本郷をあとにしました。
あ、会計の時にコーヒーサービス券をもらいましたよ。
これで私も次から常連顔で行けます(笑

今日の教訓

  • 急いてはことを仕損じる。
  • バカ盛りは心に邪念があっては失敗する。バカ盛り道は禅に通ずる。
  • アインシュタイン頭は早稲田通りによく似合う。
  • うつ病を料理で治そうとしてはならない。
  • たまにはゴキの忠告も聞こう。

Yです。

今日はバカ盛りしたかったわけではないのです。

所用で西武新宿線方面に行っておりました。無事所用を済まし帰る道すがら、そういえば帰り道には高田馬場がある、一度くらい高田馬場めぐりをしても悪くない、と思い立ちました。私は高田馬場といえば遥か昔にえぞ菊くらいしか行ったことがありません。思えばえぞ菊に行ったときはまだバブルの真っ只中、われわれ学生陣はおしゃれに夕方の六本木に繰り出して当時は有数の美味しさであったかおたんラーメンを食した後、まだ夜も更けない六本木には後ろ髪引かれる思いもなくそそくさと撤収しそのまま車で一直線にえぞ菊にきたことを頭に浮かべつつ、高田馬場で途中下車しました。(ちなみに往時はその後当時環七ラーメンといわれた土佐っ子に行ったあと飲み会となった)

そんな思い出からはや15年、久しぶりに降り立った高田馬場は小雨のぱらつき何かしらよそよそしい風情を感じさせておりました。時計はといえば夜7時をまわったころ、早稲田の学生の波に逆行しながら早稲田通りを歩いていくと、韓国料理店、焼肉屋、焼き鳥屋、定食屋、居酒屋などありとあらゆるB級飲食店が私を招こうとしましたが、どうも入る気になりません。そのうち明治通りに近づいたところで「スガキヤ」の文字が目に入りました。私は中部の生まれにもかかわらずスガキヤには入ったことがありません。これはと思って近寄ってみたのですが、店内はひとりの客もおりません。私は店の前まで行ってユーターンしそのまま明治通りをわたりました。

 「たしかえぞ菊はこのあたりだったな・・・」

と昔の思い出を辿りつつ行きあたったのがこの店です。

 「七福神http://www.ramendb.com/shop.php?sid=255

扉を見ると、池袋大勝軒系つけそばとあります。池袋大勝軒系は先月の大斗以外行ったことがありません。ここでもう1件いてみておこうかと思い暖簾をくぐりました。

そして、何事も基本に忠実にということで、

 「もりそば、大盛りで」

と注文しました。

カウンターはかなり混んでおり、少し待つだろうなと思い水を飲んでいると、隣席の早稲田生らしき男性のところに注文の品が出てきました。

 「はいよっ、もり野菜ねっ!」

そのもりはふつうのラーメンの器にかなりの量のそばが入っております。

 「へぇ、おおもりは結構な量あるな・・・」

と思ったのもつかの間、

 「そういえばさっき店員は『もり』といっていたぞ。大盛りはあれより多いのか・・・orz」

と先行きに少し不安を感じ始めました。

繰り返しますが、今日はバカ盛りしたかったわけではないのです。

隣りのもりを見てカウンターの隅で不安になっていた私が

 「まあせっかくだから食べてみよう」

と気をとりなおした瞬間、ことは起こりました。スーツの右腕でごそごそと何かが蠢く気配・・・ハッと見るとそこには幾億年の昔より麺の歴史、もとい動物の歴史を支えてきた崇高な黒光りする昆虫様の姿が!

 「うわっ!」

と私は素っ頓狂な声をあげ、右手を振り払いました。ゴキはボトッといって床に落ちたようです。隣席のもり野菜の学生さんもゴキが目が入ったのかぎょっとして手が止まりました。しかしすぐさま、私たちはこうした店の礼儀として、当然床にゴキが落ちたのを確かめもせず、何事もなかったかのようにお互いに振舞わなければならないことに気づきました。つまり、彼はもり野菜を食べ、私は大盛りを待つというそれぞれの作業に戻ったのです。

さてそれから数分後、いよいよ大盛りとの対面の瞬間が来ました。それは大斗の褐色の麺とは異なり、とても上品であり美しい乳白色をしておりました。例えていうならば前者は汚ギャルであるのにたいして、この麺は清楚な女性のようです。彼女を箸で一掬いしつけ汁をつけ口に運ぶと、それは本当に上品なもち肌のようなすばらしい舌触りでした。

 「もち肌っ!?」

私はそこではっと我に返りました。ラーメンの麺はコシがあるのが当然であり、もち肌のような麺など言語道断です。それは茹で過ぎというのです。しかも、つけ汁は多少酸味は利いているものの、非常に甘い。正直言ってこれは受け付けない。

 「これをお椀いっぱい食べるのか・・・」

これは私にとっては試練です。ひょっとしたさきほどのゴキは私にこのことを忠告してくれようとしていたのかもしれない。ゴキよ、おまえの気持ちがわからなかった私を許しておくれ。

しかし、私は親の遺言で、一度眼前に配膳された麺を残すわけにはいきません。私は一心不乱に麺との格闘にいそしむしかありませんでした。なぜそうまでして私は麺を食べなければならないのか。なぜならそこに麺が厳然として実存し、それは疑いようもない事実であるからです。

つけ汁にはメンマ、卵、チャーシューと葱が入っておりましたが、どれも特筆すべきほどのものでもありません。敢えて述べるならばチャーシューは筋っぽくて噛み切れなかったくらいでしょうか。この勝負に具はなんら意味をもたず、あくまでも私と麺という個と個との闘いなのです。

麺との対決を開始してより10分あまり、ようやく麺をすべて片付けると私は隣席のもり野菜氏に会釈をして店の外に出ました。よく見るともりは300g、大盛りは600gとあります。量は大斗とおなじでした。しかし今日のはキツかった。

私は気分も悪くなってしまい、腹ごなしにそのまま早稲田駅まで歩くことにしました。するとこの店のすぐ先にえぞ菊のほか、一風堂、桂花など私のよく行く店があります。さらに早稲田大学に近づくと定食屋もあります。ふらり思いつきで店にはいらずもう少し歩きさえすれば、こんな苦しい思いをしなくともよかったのです。しかしあの店に入らなければ出会うことはなかったであろうゴキ、その一期一会に甘酸っぱい思いを馳せつつ、私は歩いていきました。いや、この甘酸っぱさはさっきの甘ったるいつけ汁がまだ口の中に残っているだけか。

定食屋にはいかにも早稲田の学生風な若者たちが黙々と食べております。中華料理屋にはアインシュタインのような爆発した白髪頭の怪しげな中年が何かを食べています。

 「そういえば昨年アインシュタインにそっくりな使えないヤシがいたなぁ」

と思いながら私は早稲田通りを東に歩いていきました。

途中で今日は月曜日であることに気づき、ふらりとAMPMに立ち寄ってスピリッツを手に取りました。実は先週からの「美味しんぼ」の新シリーズがとある掲示板で物議をかもしているのです。「美味しんぼ」では以前もイベリコ豚を食べたら癌が消えたというトンデモな話を掲載していましたが、今度はなんと医師に正式に診断された「うつ病」を料理で治すといううつ病患者から非難ごうごうとなることは間違いない血迷った話を掲載しているのです。ここまで露骨に不勉強な例は、現在モーニングで連載中の「G.I.D.」に匹敵します。こちらもある意味必読です。

私は「美味しんぼ」が予想通りうつ病に関する無知満載の展開をしていることを確認するとまもなく早稲田駅に到り、そこからメトロで帰宅することにしました。

そうそう、満腹であまりにも気持ちが悪くこのままではいけないので、途中で購入したマンゴープリンとトロピカーナのオレンジジュースを家で食したことは言うまでもありません。

こんにちは、Yです。

日にちがたってしまいましたが、5月1日、寝不足の身体に鞭打ってバカ盛ってきました。
バイブルに掲載されていたバカ盛りの店を探して金杉橋周辺をウロウロしたのですが
見つからなかったので、大門の「大斗」という店に入りました。
池袋大勝軒系の店で600gのもりそば大盛りがあります。
http://www.ramendb.com/shop.php?sid=144

とりあえずお店に入ってみたところ、夕方6時くらいでしたがとくに並んでもおらず
すぐにカウンターに座れました。とりあえず特製ではなくふつうのもりそば大盛りを頼み、
お茶を飲んで待ちました。しかしなかなか出てこないので様子を伺っていると
どうも1人がシリアル処理でこなしているために時間がかかっているようで、
自分の担当している仕事のことを思い出してしまいました (^^;

もりそば大盛りちょうどうどんの丼1杯分でなかなか量がありそうにも見えましたが、
食べてみるとそうでもありませんでした。
味は甘くとなりのT氏は例のごとく豆板醤を入れまくってました。

つけ麺の600gという量はまあバカ盛りとしては初心者向けでした。
目分量ならぬ腹分量ですが、よくいく柿岡屋のつけ麺大盛りが500gくらいのようです。
ただつけ麺の難点はすぐに味に飽きてしまうことですかね。
それさえ克服すれば1kgくらいはイケるような気がしました。