大勝軒

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大勝軒 たいしょうけん

東京を中心に散見される、ラーメン店の店名の一つ。

大勝軒、と名の付くラーメン店は、その大半が以下の3系統に分類できる。

東池袋系統/丸長大勝軒系

http://www.tai-sho-ken.com/ (←東池袋・滝野川・南池袋大勝軒の公式サイト)

過去、東京都豊島区東池袋4-28-3に2007年3月まで存在し(店主・山岸一雄氏)、現在は東京都豊島区池袋2-42-8にある「東池袋大勝軒」(店主・飯野敏彦氏)をその端緒とする店舗。

自家製の中太麺、げんこつ・豚足・鳥・ひき肉・さばぶし・煮干・魚粉をベースとしたスープ、大きな豚モモを使ったチャーシューが特徴であるほか、甘味・辛味と酢が効いた「つけめん」を「もりそば」と称して販売していることが大きな特徴。東池袋大勝軒を除き、後述する「丸長のれん会」には属していない。

つけめんの元祖」として冨に知られる他、東池袋大勝軒の名を冠したインスタントラーメンやスナックが数多く出ている。店主の山岸氏を「ラーメンの神様」と表現する論調もある。

修行にきた従業員に対して早い段階でレシピを伝授することから、数多くの「暖簾分け」店舗を生んだ。

現在、東池袋・滝野川・南池袋の3店舗を中心とした「大勝軒のれん会」(http://www.tai-sho-ken.com/shoplist/index.html)が設立され、加盟店制度を整備している。一方でこののれん会に加盟していない「暖簾分け」店舗や、いわゆるインスパイア店舗も非常に多い。一例として「神田大勝軒系(神田上野阿佐ヶ谷など)」、「まるいち系(赤羽新宿六本木など)」、「大勝軒十五夜新宿御苑前)」、「六厘舎*1などがある。

中野・代々木上原系統/丸長大勝軒系

http://www.taishoken.co.jp/

東京都渋谷区上原1-17-11にある「大勝軒」(店主・古屋隆法氏)を中心とする店舗。

厳密には、丸長のれん会(http://www.taishoken.co.jp/syoukai/norenkai/meibo.html)のうち「大勝軒」の分類に入るお店を指す。

もともと東池袋大勝軒は、現在の中野大勝軒から暖簾分けして出来た店である。その前に中野から代々木上原大勝軒が独立。現在は代々木上原・中野を中心とした、東池袋とは味の系統が違う「つけ麺」を提供している。

東池袋と違い、和風だしをメインとしたスープが特徴で、つけ麺のチャーシューも短冊状になっていることが多い。麺の形状や製法は東池袋系と似ている。東池袋系統の「もりそば」を想定して中野系の店に入ると、その味の違いなどに困惑する可能性があるので注意されたい。

永福町系

http://eifuku-taishouken.com/

東京都杉並区和泉3-5-3にある「大勝軒」(店主・草村賢治氏)を端緒とする店舗。

この系統は上記2系統と全く関係がない。たまたま店名が同じなだけで、ラーメンの傾向は全く違う。しかもこちらも人気店が多く、元従業員による独立店・インスパイア店も多い。

特徴として、広い器に魚介系だしをメインとしたスープに量の多いちぢれ麺、器を覆う香味油の存在が上げられる。油がふたの役割を果たし、最後までアツアツの状態で食べられる。「つけ麺」がないか、あるいはメインではないことも大きな特徴。こちらは上記代々木上原系よりもさらにラーメンのフォルム自体が違うため、東池袋系と混同して店に入ると、その店舗に対して悪印象を持ちかねないほど困惑する可能性がある。

その他

人形町

東京都中央区日本橋人形町3-1-9にある「中華料理大勝軒」を端緒とする店舗。

こちらは上記3系統よりも歴史が古く、東京都内に10店舗程度存在するとされる。銀座大勝軒はこの系統か(未確認)。鶏ガラメインのいわゆる昔懐かしい東京醤油ラーメンに近い。

大勝軒と名の付くお店はたくさんあるが、このような大きな違いがあるので、入る前にチェックすることをオススメする。


補足・丸長のれん会

中野・代々木上原系統の中心店舗である「大勝軒」の公式サイトには、荻窪にある「丸長」を源流としたラーメン店の大まかな系統図が掲載されている。参考にされたい。

http://www.taishoken.co.jp/syoukai/norenkai/index.html

*1六厘舎は現在の東池袋大勝軒とはラーメンの傾向が違うものの、元々店主が東池袋店に勤務していたことから、広義的には東池袋系統の系図傘下にある

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