カナダ旅行 バンクーバー 

バンクーバーには予定より3時間近く遅れて到着したため、すでに夕方近い時間になっていた。
ホテルに到着し、早速街歩きを敢行したかったがお腹が空いたので夕食を食べることに。迎えに来てくれた旅行会社の運転手さんおすすめのお店「コースト」で海鮮のアフタヌーンティー?みたいなセットを注文。
人気店らしく会社帰りのサラリーマンや家族連れで賑わっていた。



サーモンの寿司は邪道だなんて思っていたけど、本場のサーモンの寿司はめちゃくちゃおいしかった。カニやロブスターも新鮮で日本でもそうであるようにカニの身を取り出すのに無言になって食べた。生ガキも食べて満腹になった。考えてみたらA&Wのマフィン以来ちゃんとした食事を食べていたなったのでなおさらおいしく感じた。


店を出るとすっかり暗くなっており、カナダに来てまだお土産を買っていなかったので、「アーバンフェア」というオーガニック系のスーパーに立ち寄った。海外のスーパーは陳列の仕方がきれいだとつくづく感じる。カラフルな果物や香辛料、ジュース、オリーブ、シリアルの量り売りなど見ているだけで楽しい。
お土産コーナーがあったので、この日は職場用にメープル味のチョコやキャラメル、紅茶などを購入。やっぱりメープルづくしになってしまった。



ホテルに到着すると一気に眠気に襲われ、次の日のバンクーバー観光に備えて風呂に入ったらすぐ寝た。バンクーバーはちょっといいホテルに泊まった。ふかふかのベッドと4つの枕に埋もれながら、学生時代は安さ重視だったけど今後もできる限りホテルは少しお金出してでも普通よりちょっといい所に泊まりたいと思った。旅先の睡眠の環境は大事だ。



寝心地の良さからなかなかベッドから出られなかったけどなんとか起きて準備。グラウスマウンテンというバンクーバー近郊の山に行くことにしていたので、シャトルバスの乗り場を目指してまずはバスでギャスタウンまで。ギャスタウンの町並みはとてもきれいだった。





そこからウォーターフロント駅方面まで歩きシャトルバス乗り場でグラウスマウンテンのチケットを購入。朝食をとっていなかったので適当にスタバに入り、またしてもソーセージマフィンを買って食べた。日本では朝マックもしたことなかったのでマフィンに馴染みがなかったのだが、ここに来ておいしいことがわかった。比べてみたらスタバよりA&Wの方が断然おいしかった。シャトルバスの発車時刻に間に合うように列に並んだら、周りの客は何やら整理券のようなものを持っている。券を持っていなかったので近くにいたガイドに聞くと券を事前に配っているらしく、乗ろうと思っていた時間は満席なのでまた1時間後のバスが来るまで待つことに。なかなか思い通りにいかないものだ。その間ギャスタウンに戻り土産屋を見たりして時間をつぶし、ようやくバスに乗ってグラウスマウンテンへ。大きな橋を渡り山が見えてきた。





着いたらまず40人くらい収容できるゴンドラのような乗り物に乗り、山の入り口へ。林業が有名らしく木のアートがちらほらあった。なんかシュール。



チケットにはそこで行われる木こりショー観覧も付いていて、ショーを観ることに。全然期待していなかったのだけど面白かった。2人の木こりがのこぎり片手にどちらが早く丸太を切れるか競争したり、木のぼり競争したり、若い女性のMCがいるのだけど、そのトークのテンションがすごかった。まさに欧米のノリ。このショーは一日4回くらいあるそうだが、あのテンションを維持するのは相当きついと思う。英語はさっぱりなのでアメリカンジョーク、カナディアンジョーク的なものもついていけないのだけど、テンションだけで十分面白さが伝わってきた気がする。




観覧後は近くで売っていたビーバーのしっぽの形をしたシナモンがかかった甘いお菓子を食べた。



その後さらに山頂を目指しチェアリフトに乗った。足がぶらぶらした状態でゆっくりどんどん高く上がって行く乗り物で、思っていたより結構怖かった。ただ上がっていくにつれて眼下にはバンクーバーの街や海を見下ろすことができその絶景に感動した。山頂に着くと景色を堪能した。バンクーバーからちょっと離れただけでこんなに自然を満喫できるとは来てよかった。



チェアリフトとゴンドラで下山してからは、バスを乗り継ぎグランビルアイランドとうショッピングモールへ。その合間にガイドブックに載っていた「JAPADOG」という和風ホットドッグの店に寄った。黒豚てりやきマヨ味を食べたのだけど、とてもおいしかった。




グランビルアイランドでは市場があり、海鮮が充実しているとのことでスモークサーモンを購入した。あとここではメープルシロップも購入。小腹が空いたのでサーモンポットパイを食べた。チャウダーが濃厚でこれもおいしかった。ジンジャーエールが合う。カナダでまずいものは食べなかった気がする。どれも口に合っておいしかった。



グランビルをあとにして、サンセットが有名なイングリッシュベイを目指した。近づくにつれて建物が夕日に染まっていく感じがよかった。着いたころにはちょうど徐々に沈もうとしているところで、その日没の絶景は旅の終わりには最高だった。




現地の人々にも人気スポットらしく浜辺をジョギングしたり、カップルや子連れがちらほらいた。今回の旅は待つことが多かった。オーロラの出現、飛行機の乗り継ぎ、飛行機の遅延、バスの乗車。でも夕日を見て疲れがふっとんだ。景色を惜しみつつ夕日は沈み、すぐにあたりは薄暗くなった。イングリッシュベイの浜辺の近くに独特な彫刻の群れがあった。



次の日の午前中に空港に向かうことになっていたので、弾丸1日観光だったけど十分満喫できた。カナダを旅して、田舎も都市も安全でいいところだった。今回の旅の目的であったオーロラも無事見ることできたのもありがたいことだ。イングリッシュベイもこの先も記憶に残るであろうすばらしい夕日だった。カナダはバンフやナイアガラ、ケベックなど他にも行ってみたいところがあるのでいつかまた旅してみたい。