エルヴィス・プレスリー再認識

bearsmick2018-08-18

先日のエルヴィス・プレスリーの命日に某有料放送で放映されたエルヴィスの伝記映画「ザ・サーチャー〜キング・オブ・ロック魂の記録」を観ました。
ビートルズを始めその後のロック・ミュージシャンに多大なる影響を与えたのは間違いないところですが、エルヴィスがデビューした1950年代中頃は、まだ僕は生まれたての赤ちゃんから子供になったばかりの頃、もちろん知る由もありませんでした。何気に認識したのは1960年代中期以降、70年代のあのキラキラした衣装を纏っているエルヴィスなので興味の範疇から外れていました。
ロックから始まってアメリカのブルースやR&B、ソウル、カントリー、さらにはレゲエやサルサ、カリビアン、ブラジルやアフリカの音楽など世界中の音楽に接するようになって、素晴らしい音楽は何処にでもあるなぁ!ヒット曲だけが音楽じゃないなぁ!と思い、再度自分に合うものを掘り下げていったときに避けて通れなかったのが、エルヴィスでした。
そして聴いた初期の作品の素晴らしさと言ったら!黒人音楽に惹かれた白人の若者が創り出した音楽は、ロックそのものではありませんか。まっ、兵役期間を経ての映画時代はさすがにそこまでの作品は作り出せなかったようですが、1968年にカムバックしてからのものも南部に根ざしたカントリー、ゴスペル、R&Bをルーツとするスワンプ・ロックとも捉えられるもの、今の僕は全く問題なく評価出来ます。あの衣装はナンですが。(^^;
時代が時代であれば、そして悪名高いパーカー大佐のマネージメントがなければ、もっと長生きして素晴らしい音楽を作り出せていたのかも知れません。
そうそう、この映画の中でトム・ペティやロビー・ロバートソン、エミールー・ハリスなどのミュージシャンたちがコメントしていました。やっぱりエルヴィスの影響力は大きかったのですね。
僕もまた遺された作品を聴いて自分の糧にしたいと思います。