かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ボブ漬けの日々!


ボブ・ディランの来日がひとだんらくしても、こちらはまだ<ボブ漬けの日々>が続いている。とにかく、ディランを聴くのがおもしろくってしかたがない。


最新作『テンペスト』(2012年)のダミ声にしびれていると、逆にむかしの美しい声の『ナッシュビル・スカイラン』(1969年)や『ディラン』(1973年)が聴きたくなってくる。


ナッシュビル・スカイラン』では、ボブの美しい声で歌われる「カントリー・パイ』が、『ボブ・ディラン・ライブ 1961-2000』(2001年)では、一変してダミ声で歌われる。


アレンジが変わったなんて生やさしいものではなく、曲の姿が根本から激変している。これがボブを聴く楽しさなのだ。


予約してあった、萩原健太さんの新刊『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』も届いたけれど、未読の本が溜まっているのでまだ手をつけていない。


ボブ・ディランは何を歌ってきたのか (ele-king books)

ボブ・ディランは何を歌ってきたのか (ele-king books)


早く読みたいが、


これを読むとまたボブの50年間のアルバムをとっかえひっかえ聴きたくなるのは、目にみえている。


ボブ漬けの日々は終わりそうもない。




大きな映像は、こちら。


エリック・クラプトンとの共演。流れるようなクラプトンの美しいギターのわきで、ボブは、執拗におんなじフレーズを繰り返す(笑)・・・これが近年のボブの演奏のスタイル。1999年のこのころは、ギターで、現在はキーボードで、時には演奏がおわりそうになってもまだ弾きまくる。

それにしても、ボブと共演するひとは、みんな楽しそうだ。このエリック・クラプトンも、終始笑みがこぼれている。