もうすぐコンクールシーズン到来

もうすぐコンクールシーズンが到来ですね。
 
さて、先日の「題名のない音楽会21」で、指揮者の佐渡裕さんがこんなことを言っていました。
「真剣に音楽をやるのは良いことだけど、深刻になるのは良くない。真剣な演奏は人を感動させるけど、深刻な演奏は聴いていても面白くない。真剣に楽しもう。」と。
私もまさしくその通りだと思いますし、私も真剣にな演奏で聴く人を感動させられるような演奏ができるようになりたいものです。
 
真剣な練習を経て真摯な姿勢で演奏される音楽に対しては大きな感動を覚えますが、それが「深刻」に変化してしまうと、とたんに音楽は死んでしまい、そこで奏でられる音楽は聞いていて苦しみや悲しみを覚えるもの以外の何物でもなくなってしまいます。
演奏会って「こんだけ頑張って練習したんでっせぇ〜」と修行の成果を人様に見せ付ける場ではなく、お客さんに音楽を楽しんでもらう場のはずです。
 
さてコンクール前のこの時期、真剣が深刻に変わっちゃってる人、多いような気が。私が吹奏楽をやっている上で何が一番嫌いかって言えば、この時期吹奏楽界全体を覆いかぶさるように漂う、まるで世界がこのまま終わってしまいそうな勢いの深刻な雰囲気! 「おぃおぃおぃおぃおぃおぃおぃおぃ、なんでそうなっちゃうの!」って感じです。
まるで世界最後の日、到来!といった深刻な雰囲気に晒されるのが大嫌いなので、毎年この時期になると「もう楽器を吹くの、辞めたい! というか、絶対辞めてやるっ!!!」と、心に強く思ってしまうのですが、下手だけクラリネットを吹いたり音楽をするのは大好きな人なので、この時期が終われば、また何事も無かったかのようにピンピン元気に楽器を吹いています(汗)
 
あまり深刻にならず、真剣に楽しく、ボチボチと音楽に取り組みましょう♪