語句の役割1

■meta  

・その文書に関する情報(メタデータ)を指定します。 meta要素を指定する際には、 name属性、http-equiv属性、charset属性のうち、少なくとも一つを指定する必要があります。 また、name属性、http-equiv属性を指定する際には、必ずcontent属性とセットで利用します。 セットで利用することでメタデータの定義(名前)とその内容が関連付けられます。

・ブラウザや検索ロボットに知らせるためのタグです。

〜文書の説明・キーワードの指定〜

<meta name="description" content="HTMLタグの説明">
<meta name="keywords" content="HTML,タグ,つれづれ,HTML5,リファレンス">

description⇒その文書の説明を短文で指定します。ここで指定した値は多くの検索エンジンで利用されます。

keyword⇒カンマ区切りで、どのような内容かをキーワードで指定します。

name属性で制作者やキーワード等の情報を定義し、 content属性でその値を指定します。

■http-equiv

meta要素にhttp-equiv属性を指定すると、meta要素はプラグマ指示子(pragma directive)となります。 プラグマ指示子とは“実行命令を指示するもののことで、ユーザーエージェント(ブラウザ)に対して文書の“状態・挙動”を指示する役割があります。 http-equiv属性の値には、以下の4つのキーワードを指定することができます。

  • content-language …… コンテンツ言語の指定
  • content-type …… ファイルタイプや文字エンコーディングの指定
  • default-style …… デフォルトスタイルの指定
  • refresh …… リダイレクト・再読み込みの指定

〜コンテンツ言語の指定〜

<meta http-equiv="content-language" content="ja">

文書の主言語を指定します。 content属性に言語を指定します。日本語="ja"、英語"en"、 中国語="zh"、韓国語="ko"、ドイツ語="de"、フランス語="fr"、イタリア語="it"、スペイン語="es"、ロシア語="ru"、アラビア語="ar" 。


〜基準スタイルシート言語と基準スクリプト言語の指定〜

<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">

その文書のデフォルトのスタイルシート言語とスクリプト言語を指定します。 タグに直接style属性でスタイルシートを指定する場合などに、ここで指定した言語であると解釈されます。


〜デフォルトスタイルの指定〜

<meta http-equiv="default-style" content="default.css">

http-equiv="default-style"は、デフォルトスタイルを指定します。 例えば、content="default.css"のように記述して、デフォルトスタイルとなるCSSファイルのURIを指定します。 この指定をすると、link要素で複数のCSSファイルを指定している場合に、 その中で優先して利用するCSSファイルをブラウザに伝えることができます。


〜キャッシュの制御と有効期限の指定〜

<meta http-equiv="pragma" content="no-cache">
<meta http-equiv="cache-control" content="no-cache">
<meta http-equiv="expires" content="Sat, 31 Aug 2002 17:35:50 GMT">

文書がブラウザにキャッシュされないようにします。 また、文書のキャッシュが消去される時刻を指定します。
GMTとは「グリニッジ標準時」を表しグリニッジ標準時2002年8月31日17時35分50秒にキャッシュが消えるよう指定しています。

〜文書の作者の表記〜

<meta name="author" content="HTMLContents">
<meta name="copyright" content="Copyright HTMLContents">

その文書の作者(author)を表記します。name="copyright"は、著作権に関する情報を指定します。

〜文書を作成したエディタを表記〜

<meta name="generator" content="notepad">

ツールやソフトウェアを使用した際に自動生成されhead要素内に挿入されます。手打ちの際に使用するものではありません。


〜別ページへの自動ジャンプと画読み込み〜

<meta http-equiv="refresh" content="5; url=abc.htm">

5秒後にabc.htmに自動的にジャンプします。 またジャンプ先urlを指定しない場合には、その文書を再読み込みします。


■charset

文書の文字エンコーディングを指定する際に使用します。 日本語の文字エンコーディングの値としては、"utf-8"・"shift_jis"・"euc-jp"などが挙げられます。大文字と小文字の違いは区別されません。 charset属性を指定したmeta要素は、一つの文書に一つだけしか配置できません。 尚、XML文書にmeta要素のcharset属性を指定する場合には、値には"utf-8"を指定します。文字エンコーディングの指定を忘れると、日本語で作成されたウェブページに英語版のブラウザでアクセスした場合などに文字化けが起きる可能性があります。

〜文書の文字コード

シフトJISshift_jis
EUCEUC-jp
JIS⇒iso-2022-jp
※<title>などで日本語が現れる前に記述する必要があります。

↓HTML4の書き方

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">

↓HTML5の書き方

<meta charset="UTF-8">

■head
文書に関する情報を表す際に使用します。

■body
文書の本体(ブラウザ上に表示されるメインコンテンツ)を表す際に使用します。

※この文書は下記のホームページを参考にしています。
http://www.htmq.com/html5/meta.shtml
http://www.htmq.com/html/meta.shtml