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↑私の本家サイトです↑
ブラックムービーが満載...な筈

観た映画全てではありませんが、ブラックムービーを中心に、なるべく最新作品、
そしてどうしても書きたい作品を中心に書いております。
99%自腹でお金払って観ておりますので、とても自由に書いております。
映画の邦題は私が観た・書いた当時のものです。
その後に日本公開となったりDVDが発売されて邦題がついている作品もあります。
「こちら」でリンクしてある私のサイトで最新情報を確かめてください。

最近はニュースや予告編等はツイッターが早めかも?訳す時と訳さないでRTだけの時もありますが...
なので若干古めの記事もあったりかもですが、ご了承くださいませ。

*映画秘宝 9月号にて『スパイダーマン:ホームカミング』の舞台NYクイーンズについて寄稿させて頂きました。(7/21/17)
*別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)にて『ゲット・アウト』について寄稿させて頂きました。(7/20/17)
*映画秘宝6月号にて『ムーンライト』&ブラックムービー最前線について寄稿させて頂きました。(4/21/17)
*『ムーンライト』の劇場用パンフレットに寄稿させて頂きました。(3/31/17)

過去記事

直接質問のある方はこちらこちらへ!分かる範囲で答えますので、お気軽に!

Jul 26, 17 The Recall / 日本未公開 (2017)

The Recall / 日本未公開 (2017)

ある日森の中ウェズさんに出会った『The Recall』

ウェズリー・スナイプス。その名前を聞いただけでワクワク・ウズウズする1億人の皆さま、お待たせいたしました。ウェズの新作。何故かSF作品!とは言え、この映画ポスターを見て、「あれ?ウェズ単独じゃないの?」と不安に思った皆さま、残念ながら不安的中です。ウェズ様、あんまり出てこない!出演率は映画の35−40%位かな?いや、もっといかもだ。

カリフォルニアを男3人がドライブ。そのうちの1人チャーリーが傷心したばかりなので励ますつもりで旅行に誘い、後から合流するロブの彼女の友人アニーをその傷心くんチャーリーに紹介する予定。途中立ち寄った森の中のガソリンスタンドで、トラックに積まれた何かから血がべっとりとついているのをブレンダンが発見し慄く。そうすると背後からウェズが登場し...

って何のことかさーっぱり分かりませんね。なんかどうも昔からアメリカ各地で宇宙船に連れて行かれ、細工され戻される。戻された人々は、不死身となって、その日を待つ。みたいな感じですかね。『スカイライン -征服-』に似てると書くと分かりやすいかな?あんな感じ。で、ウェズは虎視眈々と「その日」の為に森の中で色んな仕掛けを作って抵抗していく...みたいな感じです。映画は完全に『スカイライン -征服-』ぽいんですが、私の場合ウェズ目線で見てしまますので、そうなると『The Kill Hole / 日本未公開 (2013)』を思い出してしまい、そして『ランボー』まで思い出してしまう。神出鬼没なウェズが面白い。神出鬼没ウェズは100%です!

まあしかし、なんで白人若い子たちは傷心したり時間が出来ると人里離れた如何にも怪しい別荘に行きたくなるんですかね!彼らは映画観ないんですか?確実に何か起きるパターンじゃん。とは思ってしまます。という訳で、突っ込み映画としては最高です。

それに主役はウェズでもなく、ポスターにウェズと一緒に映っているRJ・ミッテでもなく... チャーリー役のジェディダイア・グッドエイカーじゃね?とも思います...

The Recall / 日本未公開 (2017) 1561本目
The Recall

Jul 24, 17 All Eyez on Me / オール・アイズ・オン・ミー (2017)

All Eyez on Me / オール・アイズ・オ

21年前に味わってしまったあの絶望と空虚『オール・アイズ・オン・ミー』

今猛烈に寂しい。21年前に味わってしまったあの絶望空虚をまた感じている。トゥパック・シャクールがこの世に居ないなんて。会った事もない人なので、その存在が無くなった事を感じる事など、絶対にない筈なのに。トゥパックが出ていた『Juice / ジュース (1992)』も『Above the Rim / ビート・オブ・ダンク (1994)』も『Poetic Justice / ポエティック・ジャスティス/愛するということ (1993)』も大好きで死ぬほど観たし、2パックのアルバム死ぬほど繰り返し聞いた。それでも雲の上の存在の人。そんなトゥパックの最期がショックで衝撃的で絶望的だった。「トゥパックが撃たれた」あの日の事を私は忘れる事が出来ない。

ブラックパンサー党員でアフェニ・シャクールの後輩であるドルーバ・ビン・ワハドが90年代ネルソン・マンデラハーレムに迎えた時の演説から始まる。ドルーバは「我々は戦う事を諦めない!」と連呼し、人々を鼓舞する。1995年、トゥパック(デメトリアスシップジュニア)は刑務所の中にいた。そこでインタビューに答え、トゥパックは自分人生を振り返っていくのだった...

トゥパックの人生...それはたった25年という短いものであった。しかエンターテイナーとしてのキャリアは、1991年シングルデビューしてから1996年に亡くなるまでと、たった5年間であるしかしその5年の間に、我々を今でも寂しい思いにさせる程、我々にとんでもなく巨大な何かを残して去ってしまった。彼の生きざまは、彼のラップ映画の中に大いに反映され、人々の心に残った。そんなトゥパックがレコーディングに掛ける姿勢もこの映画の中では少し触れられている。あのエネルギッシュさ故に、トゥパックは何十年も生存説が存在した所以なのだ(今でも生存説を信じている者もいる)。6月16日生まれのトゥパックは、双子座らしい二面性を持っていたといつも思う。「Dear Mama」や「Brenda's Got a Baby」のような女性を最大限に敬う曲を作っておきながら、「All Bout U」や「Skandalouz」のようなエロい女性軽視な曲も作る。だからこそ私は好きだった。全く裏表のない人で、率直。だからこそ、私は彼の言葉に耳を傾けた。凄い頭の良さを見せる発言をしておきながら、いきなりぶちキレる。人間そのもの。この映画でも冷静沈着で頭の切れるトゥパックが、どうしてあのような最期を迎える事になるのかまでが、割と分かりやすく描かれていた。頭の良かったトゥパックの最大のミスが、手に取るように分かった。シュグ・ナイトには何も言わずに嘘でもついて決別するべきだったのだ。

しかしやはりこの映画のトゥパックには、熱いトゥパックが欠如していた。何をしでかすか分からない、突然火がつくあの感じ。あの危険な感じはまるでしなかった。そしてやっぱり絶望的な程にトゥパックのあの圧倒的なカリスマを感じる事はなかった。映画ジュース』の再現面白かったけれど、あのシーンの本物のトゥパックが凄すぎで衝撃的だったので、再現シーンの力不足を見てやっぱり「これトゥパックじゃない」と確信してしまった。『Next Day Air / 日本未公開 (2009)』のベニーブーム監督にしては頑張ったと思う。けれど、やっぱり描き方が雑で、全体的に上手くまとまってない。監督の才気がみなぎるワンショットという映画のお楽しみもなかった。それらによって劇場映画というよりTV映画雰囲気を持ってしまった。

映画賛否両論。というか、残念ながら否の方が多い。トゥパックの親友映画でもその友情が描かれたジェイダ・ピンケット=スミスをはじめとする人たちやファン映画を痛烈に批判している。確かに映画は良くない。あのトゥパックの映画が出来るならば、もっと技術に定評がある監督俳優に作ってもらいたかったというのが本音だ。そしてトゥパックはそれに値する人物であった。トゥパックが演じるトゥパックの『オールアイズ・オン・ミー』が観たかったと見終えた後に一番に思った事だ。もう新しいトゥパックが観れないなんて猛烈に寂しい。そうやってこの映画は21年前に味わったあの絶望空虚感を呼び起こしてくる。トゥパックが我々に残してくれた大事な曲や映画に手が伸びる。やっぱり私はあのトゥパックの才能を愛していたのだと、この何とも言えない凡作を観て痛烈に感じたのだ。

All Eyez on Me / オール・アイズ・オン・ミー (2017)(3.5点:1560本目)

Jul 19, 17 別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)&映画秘宝9月

悪い子はいねがぁーー!!

別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)&映画秘宝9月号

いぇーーーす!祝・日本公開決定!今世紀最高の黒人ホラー映画Get Out / ゲット・アウト (2017)』についてたーーーーーっぷりと21世紀に入ってからホラー映画を集めに集めまくった7/20(木)発売「別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)」に寄稿させて頂きました!あれ?君、チキンハートからホラー苦手じゃなかった?とお思いの方もいるでしょう。そんな私でも惚れてしまったのが『ゲット・アウト』。元々ご依頼頂いた文字数もかなりの数だったのですが、それに更に文字数を増やしておりますので、超ウルトラスーパーマックスのボリュームで『ゲット・アウト』の魅力をたっぷりと書かせて頂きました。あんなに『ゲット・アウト』の事が日本語で読めるのは、この本だけ!5-6ページ位あったと思いますしかし、とてもドンピシャなタイミングで情報解禁になったのですね!わーい!

なのにネタばれなし!公開前なので。でも公開前だからこそ、観る前に読んで欲しいです。日本では分かりにくいかな?伝わりにくいかな?と思う所を説明しております。そして実はこの映画らしく記事内で伏線をいくつか張っておりますので、公開後にもまた読んで欲しいのです!観た後に「あ!」と気づいて欲しくて。でもどれがヒントか観ないと絶対に分かりませんよ!いひひ。
文中にもチャイルディッシュ・ガンビーノの「Redbone」について触れたのですが、最近ラジオでこの曲がとーーーーーっても掛かる。なんでもダブルプラチナムも獲得の大ヒット中とか!掛かる度に私は「鹿ひきませんように!」とお祈りする羽目になります

そして...私、奇跡的にジョージ・A・ロメロ監督のあの作品タイトル名を出しております。追悼。

今回は岡本敦史さまの全面協力無しには実現しませんでした。ありがとうございました!

更に、映画秘宝9月では『スパイダーマン:ホームカミング』でピーターパーカー故郷であり今回の舞台であるニューヨーククイーンズについて書かせて頂きました!田舎者の君が?っていう感じではありますが、記事で書かせて頂いたように、私も一応はあの程度のクイーンズ経験ありますからw。今、たまたま鹿が出てくるような田舎に住んでいるだけですから映画クイーンズイメージを遊ばせて最高に面白いんですよ。

あ、ちなみに『ゲット・アウト』はニューヨーククイーンズライバルであるブルックリン意識してそのような雰囲気で作られている(ジョーダンピー監督談)のですが、撮影アラバマ州!あのアパートもとてもブルックリンぽいけれど、アラバマw で、アラバマ日本人が居ないので、監督友達の義父である大山泰彦氏が参加に至った訳です。

と、「21世紀ホラームービー年代記」は7/20(木)発売、「映画秘宝9月号」は7/21(金)発売、2冊ともどうぞよろしくお願いいたします!!買わないとぉおおおお!今日写真の人がく〜る〜♪きっとく〜る〜♪♪

映画秘宝 2017年 09 月号 [雑誌]

映画秘宝 2017年 09 月号 [雑誌]

Jun 27, 17 Golden Needles / 黄金の針 (1974)

Golden Needles / 黄金の針 (1974)

黒帯ドラゴンとブルースとロッキーと針と私『黄金の針』

黒人カンフー映画界の伝説ジム・ケリー出演。そのジムの最大ヒット作『Black Belt Jones / 黒帯ドラゴン (1974)』の監督であり、あの(x10億回)『Enter the Dragon / 燃えよドラゴン (1973)』の監督でもあるロバート・クローズ作品。即ち、ジムクローズにとってタッグ3回目となる作品であるしかし、今回の主役はジムでもブルース・リーでもなく、ジョー・ドン・ベイカー。前年度に『ウォーキングトール』を当て注目を集めた俳優である。が、私とても正直な人間なので正直に書きますが、少し太り気味のいまいち魅力に欠ける中年である。私だったらこの人に何されても(頭ポンポンとか壁ドンとかいうキュンテク)絶対に恋に落ちない自信ある!という感じの男性しかし、演技はジムに比べるとしっかりとした個性派俳優である

タイトルの『黄金の針』とは、昔から伝わる銅像と針治療の針。正式には「エクスタシーを誘う黄金の針」で、冒頭ではとてもエロさを煽っていたが、実際にはエロくなくそ黄金の針を打たれると、歩けなかった人が歩けたりする魔法の針なのです。となると、悪ーーーーーい奴らがそれを巡って戦い始める。という分かりやすいお話です。簡単に書くと。

ジムは今回はその主役のお友達役。この映画は前半と後半が香港撮影されているのだけど、ジムはそれには参加せず、中盤のLA舞台の所だけに登場。残念ながら、あのジムの華麗なアクションもほどほどだ。ジムもだが、あの『ロッキーシリーズミッキー役で知られるバージェス・メレディスも出ている。『ロッキー3』で私をボロボロに泣かせたミッキーまさかの悪ーーーーーい人役。しかもお金持ち。と、キャスティングが豪華。ヒロイン役のエリザベス・アシュレイも相当綺麗。いい雰囲気出ていた。

けど、やっぱり肝心なアクションがぁああ... 世界いじめっ子対象象徴するかのような、アメリカのパワーを感じるジョー・ドン・ベイカーだけれど、基本がたぶん無いのでアクションに上手さを感じないんだよね。同じパワー系でも超人ハルクみたいな強さを感じない。ジョー・ドン・ベイカーが机を渡り歩くシーンがあって、歩くだけでつまらない。同じ小太り系のサモ・ハン・キンポーは『イップ・マン』の中で同じ机のシーンがあったけれど、歩くだけで机が壊れるんじゃないかというドキドキとその上でアクション見せてくれた面白さがあったのに!っていうアクションへの本気度の違いね。あとクライマックスは町の大勢の人に追いかけられて、何ていうかみんなが親しみを込めて集まってくる『ロッキー』の名物シーンの逆な状態で、でも絵的には何か『ロッキー』ぽくなっているんだけど、走る姿も様になっていないんだよね。演技は上手いジョー・ドン・ベイカーの良さを引き出してないのが気の毒だった。これジム・ケリーが主役だったら... いやブルース・リーが主役だったら、今頃伝説になっていただろうね。脳内ジム・ケリーブルース・リーに置き換えると、全私が泣ける...

Golden Needles / 黄金の針 (1974)(3点:1559本目)
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