Hatena::ブログ(Diary)

::SOUL:: :ブラック・ムービー:Black Movie: このページをアンテナに追加 RSSフィード


↑私の本家サイトです↑
ブラックムービーが満載...な筈

観た映画全てではありませんが、ブラックムービーを中心に、なるべく最新作品、
そしてどうしても書きたい作品を中心に書いております。
99%自腹でお金払って観ておりますので、とても自由に書いております。
映画の邦題は私が観た・書いた当時のものです。
その後に日本公開となったりDVDが発売されて邦題がついている作品もあります。
「こちら」でリンクしてある私のサイトで最新情報を確かめてください。

最近はニュースや予告編等はツイッターが早めかも?訳す時と訳さないでRTだけの時もありますが...
なので若干古めの記事もあったりかもですが、ご了承くださいませ。

*別冊映画秘宝アメコミ映画完全ガイド2017にて『スパイダーマン:ホームカミング』の舞台NYクイーンズについて寄稿させて頂きました。(8/3/17)
*映画秘宝 9月号にて『スパイダーマン:ホームカミング』の舞台NYクイーンズについて寄稿させて頂きました。(7/21/17)
*別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル)にて『ゲット・アウト』について寄稿させて頂きました。(7/20/17)
*映画秘宝6月号にて『ムーンライト』&ブラックムービー最前線について寄稿させて頂きました。(4/21/17)
*『ムーンライト』の劇場用パンフレットに寄稿させて頂きました。(3/31/17)

過去記事

直接質問のある方はこちらこちらへ!分かる範囲で答えますので、お気軽に!

Aug 14, 17 Girls Trip / 日本未公開 (2017)

Girls Trip / 日本未公開 (2017)

女が4人揃ったら...おっぱじめる(Set It Off)『Girls Trip』

高校時代から大学もずっと一緒の4人の女性が主役のコメディクイーン・ラティファジェイダ・ピンケット=スミスにレジーナホールティファニー・ハディッシュという女優4人。ネームバリューからラティファかジェイダが主役だと思っていたら、なんとレジーナホールが主役で驚きパターンレジーナホールは、この映画監督でもあるマルコム・D・リーの『The Best Man / ベストマン (1999)』で映画デビュー。ハロルド・ペリヌー演じる男に惚れられるストリッパー役でしたね。可愛くて話題になった。その後は『Scary Movie / 最終絶叫計画 (2000)』のブレンダ役でコメディの才能発揮してました。予告編観た時に割と下品だった印象なので、全然期待はしてなかったし、正直同日封切りの『ダンケルク』の方が観たいなーと思ったのだけど、マルコム・D・リー監督を信じました。なんてたって『Undercover Brother / アンダーカバー・ブラザー (2002)』の監督ですからね!

高校の頃からずっと一緒のライアンレジーナホール)とサーシャ(クイーン・ラティファ)とリサジェイダ・ピンケット=スミス)とディナ(ティファニー・ハディッシュ)の4人。自ら「Flossy Posse」と名乗っていた。大学でも一緒。4人は社会人になり、ライアンは夫(マイク・コルター)と共に成功した自己啓発本著者、サーシャはジャーナリストだったが今はゴシップブロガーリサ離婚経験自分の母と共に2人の子供を育て、ディナは会社勤めだったが同僚に暴力を振って解雇されたばかり。社会人になってからは、中々会えない日が続いていた。ライアンが有名なエッセンス誌が毎年開催する「エッセンスフェス」の基調演説に選ばれてたのをチャンスに、また4人で集まって「ガールズ・トリップ」を計画し、4人は会場のニューオリンズに集まるが...

黒人女性の憧れフェス、「エッセンスフェス」が舞台になっている。2016年の実際のエッセンスフェス撮影が行われたようで、それに出演したニュー・エディションからマクスウェルコモンマライア・キャリーなどのステージちょっとだけ見れるのがお楽しみ。ディディに至っては、物語ちょっとだけ絡んでくるし!そのシーンでは、ティファニー・ハディッシュが頑張っている。この映画ではかなりティファニー・ハディッシュが頑張って笑い取っている。女版アイス・キューブ的な乱暴さw。あとやっぱりクイーン・ラティファが安定している!こういう器の大きな女性役はやっぱり彼女しかいない!ツイッターで書いちゃってますが、ラティファにジェイダが揃って女4人組と言えば...『Set It Off / SET IT OFF (1996)』だね!こちらの4人の方が、この映画同窓会雰囲気に合っていたかも。というのも、やっぱりレジーナホールティファニー・ハディッシュがラティファとジェイダと同世代同級生という風には見えなかったなーと、ちょっと思ってしまいました。ヴィヴィカ・A・フォックスがディナ役で、キンバリー・エリスライアン役で。この映画ラストって、4人が居る場所こそ違うけれど、『Set It Off』へのオマージュだと思うんですよねー。

で、この映画王子キャラがラレンズ・テイト!最高っす!あざーす。背は低いんですが、ラレンズの甘さ大好き。王子様感半端ないウィルパッカープロデューサー)の作品だと、モリスチェスナット王子キャラが多くて、正直飽きてきたのでラレンズ・テイトで良かった!と思っていたけれど、この映画にもちゃんと出てきたよモリスチェスナットwww。ティファニー・ハディッシュに絡まれていて笑った。

という訳で中々でありました。予告編で損している気もする。思っているよりも笑いの量は多い。流石『アンダーカバーブラザー』の監督

Girls Trip / 日本未公開 (2017)(3.75点:1569本目)

Aug 11, 17 Kuso / 日本未公開 (2017)

Kuso / 日本未公開 (2017)

映画史上最もグロくいけない世界を観てしまう『Kuso』

フライングロータス。人気の音楽プロデューサー/DJ。あのアリス・コルトレーン兄弟姉妹の孫息子。という事は、あのジャズ巨人ジョン・コルトレーンとも繋がっている音楽界のサラブレッド。そんなフライングロータス本名のスティーヴン名義で映画監督に挑んだ作品しかもあのPファンクジョージ・クリントン御大が出演!と聞いたら、音楽ファンはざわつく事になる筈だ。いや、祭りだ!祭り!とは言え、日本語が分かる人にはタイトルKuso』?って思った筈だ。そうだ、あの『Kuso』なのです!という訳で、かなーーーりグロい。

ニュースではLA地震が遭った事を伝えているが、顔が荒れている男(バスドライバー)がニュースセンターに飛び込んできた。とんでもない事を歌い始めた。どうやら秩序はもう無い。どこかの汚いアパートの一室。ミッシーとケネスアイーシャ・ロシェール&オウミ・ズミ)が寝ようとしていた。疲れていると寝ようとするケネスを犯すミッシー。林の中にある汚い小屋にいる白人の2人。女は男に薄汚い虫が這っている食事を出し、女は素手で虫を射止める。LAの街で色んな人が地震の後に生活しているが...

って話まとめられるか!って上の書いていて怒りたくなりましたよ。LA地震の後に様々な人々の人生が交差していく『Crash / クラッシュ (2005)』のような群像劇です!なんて書いたら、私はポール・ハギスとそのファンの方々に刺されかねないw。違いますからね。全然違いますから!5組位の人たちがこの映画では出ているかな?をそれぞれ違う手法で撮っている。と、やっている事は割と面白かったりする。8ビット系のゲーム風だったり、アニメだったり...で、『An Oversimplification of Her Beauty / 日本未公開 (2012)』を思い出させるなんて書いたら、これもテレンス・ナン監督とそのファンの方々に痛恨の一発を食らわされる事になってしまうw。ナン監督は美しさを追求、フライングロータスは汚さを追求。もうずっと、汚い→グロい→グロイ→汚い→汚い→汚い→エロい→汚いの連続!映る物全てが汚い!

とはいえ、私は何だかんだ言っても最後まで観ちゃってますからね。最後のセグメントが冒頭のセグメントに戻るんですが、そこが上手い。白人の男が被った黒い被りものとか、ああいうのを観ると何か言いたい事はあるのかな?とは思った。途中のLAの街に飛んでいた謎の飛行物体が良かった!冒頭のクレジットがカッコいい。でもラストクレジットが、この映画らしく超ーーー下品過ぎるw。

そして冒頭で書いたようにあのジョージ・クリントン御大が出演。超怪しいヤブ医者役w。怪しいというか、事実危険なヤブ医者w。ファンの人はあれを見たらどう思うんだろう?私は流石ファンクに徹してらっしゃるなと思いました。英語ファンクそのもの意味かと。70歳を過ぎて、若手を信用するその心意気が素晴らしい。

あと、ムック(ガチャピンの相棒の方)みたいなキャラが2匹?2人?居た。マゾとカゾくん。その声を担当しているのが、人気コメディアンハンニバル・バレスドンネール・ロウリング。見た目は派手なムックみたいで可愛いけど、滅茶苦茶悪いムックw。笑えるよ。

私も相当覚悟して観たのですが、なぜか横っ腹が痛くなりました(実話)。相当汚い物を観ると、人は横っ腹が痛くなるらしい。これ、サンダンス映画祭プレミア上映されたのだけど、多くの人が途中で退席。そのニュースフライングロータスは「400人中20人位だろ」と呑気に話している。まあそれくらいの器と覚悟がないと、この映画は作れません!

まあ...薦めない。ジョージ・クリントン御大ファンの方にも薦めない。って、私ちゃんと書きましたからね!観て文句言われても責任取りませんから自己責任でどうぞw

Kuso / 日本未公開 (2017)(4点:1568本目)

Aug 10, 17 Maurie / ビッグ・モー (1973)

Maurie / ビッグ・モー (1973)

電話もくれないあの人に是非観てもらいたい『Maurie』

あー、もうダメ!涙こらえきれない。こういう頑張った人が報われない物語、本当ーーーに弱い!すぐ泣いちゃう。という訳で...先日、NBAが初めてNBAアワードとして、MVPなどの発表をアワード形式に変更し、放送されましたね!いやー、うちのラッセルウエストブルックMVPで誇らしい!嬉しい!いよっ!リーダー!!と、話を戻しましょう。その時に一緒に発表されたのが、「トゥィマンストークチームメイト・オブ・ザ・イヤー賞」でした。まだ5年目の賞で、理想的チームメイトに与えられる賞。今回はベテランダーク・ノビツキーが受賞。その賞の冠に名前が入っているのが、今回の映画の主役。モーリスストークスとジャック・トゥィマンです。

時代1950年代黒人選手がやっとNBAに参加できるようになった頃で、後半はビルラッセルウィルト・チェンバレンという選手が出てきた頃。シンシナティロイヤルズ(現サクラメント・キングス)で活躍していたのがモーリスストークス(バーニー・ケイシー)だった。得点能力リバウンド力に優れ、後のマジック・ジョンソンデニス・ロドマンを足したような優秀な選手で、ルーキー時代にはルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた期待の黒人選手だった。所が、シーズンの最終試合中にリバウンドを取ろうとして相手選手もつれ、頭を強く打った。意識を失ったが、その時は何の症状もなく、試合に復帰。所が移動中の飛行機の中で容体が急変。その後はずっと病院生活となった選手だった。たった24歳の頃の出来事。高額な医療費を払えないストークスの両親(ストークスはまだ若く結婚もしていなかった)の代わりに、医療費から介護まですべての面倒を見たのが、ロイヤルズチームメイト親友だったジャック・トゥィマン(ボー・スヴェンソン)だった... という涙なしには聞けない物語映画化。そりゃ、賞に冠名つきますよね!!っていう。

Final Shot: The Hank Gathers Story / 涙のダンクシュート/ハンク・ギャザース物語 (1992) (TV)』のハンク・ギャザースも同じようにもつれて頭を打ち亡くなってしまった。っていうのを思い出してしまいました。NBA危険なんだよね。真剣からこそ危険な部分もある。

そして結婚はしていなかったけれど、恋人はいたので、その人との関係が物凄く辛かった。ストークス側の気持ちと、その彼女側の気持ちのズレ。両方の気持ちが痛い程伝わってきた。あれは辛い。元NFL選手で、怪我や選手生活の苦労を痛い程理解しているであろうバーニー・ケイシーが好演。で、シンシナティロイヤルズと言えば、我らラッセルウエストブルックのトリプルダブル記録の先駆者オスカーロバートソンオスカーストークスが倒れた2年後にロイヤルズに加入。ストークスの後輩として、ある辛い使命を継ぐことに... オスカーを演じたのが、先日惜しくも他界したJi-Tu Cumbuka (ジ=ツ・カンブカ)。この映画って始まる前に「今貴方が観ようとしている事は全て実話です」って出るんだけど、オスカーとのアレも本当なのかな?辛い...

映画自体は、この時代特有の展開がゆったり過ぎる悪さはあるのですが、逆にこの時代特有感情的感傷的な部分が多々あり、良くも悪くもこれこそザ・70年代映画!っていう感じです。でも、超泣いちゃうんだよねー。涙ボロボロ若いNBA選手ファンにこそ観てもらいたい。特に移籍するのにチームメイト電話一本もよこさない&超仲良かったくせに「友達じゃない」なんて言うあの男に!!!!!!激おこジャック・トゥィマンの爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。って位、スポーツマンシップの良さが描かれた感動作品です!

Maurie / ビッグ・モー (1973)(1567本目:4点)

Aug 09, 17 The Massachusetts 54th Colored Infantry / 日本未公開 (1991) (TV)

The Massachusetts 54th Colored Infan

真面目に正しく歴史を伝えるPBS『The Massachusetts 54th Colored Infantry』

グローリー』っていう映画あるじゃないですか?1990年映画で、モーガン・フリーマンデンゼル・ワシントンが共演しているっていう、盆と正月クリスマスバレンタインまで来ちゃった系の映画。その映画でデンゼルは鞭打ちに耐え、待望のアカデミー賞助演男優賞を初受賞した訳ですが... どうも好きじゃないんですよね。いや、デンゼルもモーガン・フリーマンケイリー・エルウィスもアンドレ・ブラウハーもロンリコ・リーも素晴らしい演技だった。けど...さ...っていう何か腑に落ちない感じなんですよね。史実とかけ離れているというか、何というか... という訳で、『グローリー』で一躍注目を集めた黒人部隊第54マサチューセッツ歩兵連隊を描いたドキュメンタリー映画

ナレーションは『グローリー』にも出演していたモーガン・フリーマン。いつだって聞き取りやすいモーガン・フリーマンの丁寧な発声で、重厚部隊について語られていく。面白いのが、実在する兵士関係者言葉が、著名な俳優によって演じられている所。黒人奴隷廃止論者でジャーナリストマーティン・ディラニーの声をローレンス・フィッシュバーンボストンのリポーターの声をエリックラサール黒人活動家指導者だったフレデリックダグラスの声をカール・ルンブリー、そのダグラス長男でこの部隊に参加したルイスダグラスの声をブレア・アンダーウッドと、このメンツ映画も観たくなるような豪華さ。

で、兵士の孫たちが祖父から聞いた話という事でインタビューを受けているのだけど、孫ももう良いお年頃。でもみんな品があるなーと。皆さん、品があって意識高い系のおじいちゃん・おばあちゃんでした。遺伝子レベルで優秀なんだろうなーと。

内容的には、特に珍しい事も語られていませんが、史実そのものを語っているので、この部隊について知りたい人にはうってつけ。とてもPBSらしい、真面目な作品です。

The Massachusetts 54th Colored Infantry / 日本未公開 (1991)(1566本目:4.5点)