マリン・マーベル

 批判をしたいがために批判する。我ながら不毛なことをやっているなぁとは感じます。

 ともかく、新SWリプレイの最新刊です。が、どうもなぁ。
 藤澤さなえってGMは、有体に言って下手だよな。本当になんていうか、GMとしての資質に掛けてる気がする。一番の問題点は自己制御ができないこと。ついでに言えばGMとして重要な全体を俯瞰する視点にも掛けている。
 秋田みやびさんは、その点女性でありながら男性GM以上のセンスに女性的な物語の視点を組み込んで非常に好感の持てるリプレイになっていたけど、ただただ自己中心的な視点しかもてないのをプレイヤーに補ってもらいながらってのはやはりどうかと。
 一〜三巻くらいならともかくもう六巻だからね。許容される時期はとっくに過ぎている。

 でも一番どうかと思うのは…そんなリプレイなのにすでに六巻も出てるってことか。
 プレイヤーの息は合ってきてるが…作品としての発展性は薄い。
 せっかく魅力的なロマール使ってるのに、はっきりいってやめてほしいもんだよ。ホント。

清松リプレイ

 ついでに言えば。
 ロール&ロール清松みゆきのリプレイもどうかと思うのだよね。

 もともと清松がバブリーズで成功したのは、清松に向こうを張って立ち向かえるプレイヤーたちあってのもの。表現力に長けたプレイヤーが清松にない表現を補ったからこそシステマティックに厳しい清松のリプレイが魅力的な作品になったのだと思うのだ。

 だからこそ、いいプレイヤーがいない清松リプレイは成功しない。
 そんなことは四、五部のリプレイで懲りたんじゃないだろうか…?