いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



再始の女王―抗いし者たちの系譜 (富士見ファンタジア文庫)

再始の女王三浦良富士見ファンタジア文庫
オンライン書店ビーケーワン:再始の女王

「世界がもうすぐ壊れるの」
黒い鏡と共に現れた少女エルは、唐突にそう明かした。
謀略の皇帝サラの類い希なる善政こそが、皮肉にも、世界を滅ぼすのだと。
サラが理性ではなく五感が、エルの言葉が真実だと悟る。エルの宣告は、絶対的に正しい。なぜなら、エルこそが「魔力」と「魔物」をめぐる摂理を創った者だから。「初代魔王」その人だから。
だが。いや、だからこそ。
サラは凛然と言い放つ。
「あなたの提案は拒否します」
――己の意思を貫くため、知略を尽くす者たち。その意思は、愛ゆえに生まれ、歪み、なおも輝き、運命をも変えてゆく。

アクションよりも頭の勝負に重点を置いた異色のファンタジーの最終巻。


今回も謀略知略による駆け引きがメインだが今回は一味違う。それは今まであまり表に出てこなかった感情がそれに加わっていること。それによって思惑だけでなく信念、理想、愛情が絡み合う極上の人間ドラマになっている。そしてラジャスは信念をサラの愛を貫き通すクライマックスに感動。特に魔族にもエルにも、そしてサラ自身にも向けられているであろう「そんなに自分を嫌わないで」という台詞は重くて深かった。
380ページの長さを全く感じないほど、物語に引き込まれた。
欲を言えばちょっと多いと感じた武器の説明を減らして、エルの過去をもう少し掘り下げてくれたら最高だったんだけど。


サラの気高さと可愛らしさが十二分に堪能できる大満足の最終巻。

サボテン

現在の最高到達点


七並べ

ついに44日を突破!1日だけだけどw


ポーカー

3000点オーバーでも家一緒(´・ω・`) いっそのことピラミッドとかどうよ?w


ん〜、ポーカーは早くも飽きた。大貧民とか作ってくれないかな? この2つよりハマること間違いなしなのだが