いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)

蒼穹のカルマ2」橘公司富士見ファンタジア文庫
蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)

「――ッけ、結婚してください――ッ!」
鷹崎駆真に、出会い頭にプロポーズしてきた新人騎士・松永衛二。しかし急いでいた駆真に男の相手をする暇などない。入念な準備、完璧な計画――そう、すべては二週間後に迫った蒼穹園騎士団内で行われる重要な武会のため……ではなく――在紗の誕生日のために。彼女は手に入れなければならない。何を? 在紗のプレゼントを!! 急がなければ無くなってしまう。店に着いた駆真の一瞬の油断。振り切ったはずの衛二に再び邪魔され、売り切れてしまう商品。こうなったら武会に参加するしかない!! そこにはある心境の変化が。
「騎士の誇りに目覚めたんだ」と駆真は宣言するのだが――。

親バカならぬ叔母バカな鷹崎駆真のラブバカコメディ? あらすじの後半が嘘だw


今回も駆真さんは酷かった(誉め言葉
新キャラの熱血ストーカー男とネクラ秀才女の妨害を非道かつ強引な方法で突破していく、主人公と思えないその汚さが素敵w
ただ、異世界にいったり神と対峙したりとかなり破天荒だった1巻に比べると、組織内のトーナメントに参加しただけだった今回はインパクトに欠けるので少し物足りない。
それでもパーツパーツでは笑える。
駆真のやる気のなさと空回りぶりは面白いし、大会の雑魚キャラの無駄に凝った紹介文は最高。特に薫子は強さに対する讃美じゃなくて、ただのAVの謳い文句じゃねーか!www
後半色々と伏線があったけど、駆真の在紗ラブパワーという理不尽な力で跳ね返されちゃうんだろうなぁw とりあえず次はもっとはっちゃけてくれることを期待したい。