いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



生徒会ばーさす!―お嬢様学園の暴君 (集英社スーパーダッシュ文庫)

「生徒会ばーさす! 〜お嬢様学園の暴君〜」番棚葵(スーパーダッシュ文庫
生徒会ばーさす!―お嬢様学園の暴君 (集英社スーパーダッシュ文庫)

お嬢様学校・白姫学園の生徒会長・天井院神菜は、圧倒的な美貌と絶対的な権力で、学園に君臨していた。ある日、その白姫学園に男子生徒たちが転入してくる。名門女子校に入れることで喜び勇む男子だが、神菜が彼らに告げたのは、女子と同じ制服で学園生活を送れという理不尽な命令だった! 横暴に立ち上がる男たち。その先頭に立った紫藤水樹は極悪非道な作戦を立てて、生徒会に勝いを挑む! プライドを懸けた待ったナシの真剣勝負、のはずが、実は神菜と水樹にはある関係があり…。まったり学園ギャグコメディ、始動!


計画性?脈絡?なにそれ美味しいの?な何でもありのラブコメディ。
本当にくだらない事を一生懸命にやるバカっぽさと、無理でも何でも押し通す勢いが面白い。あとはバカラブコメでありながら全く下に走る気配がないのに好感が持てる。
ラブの方はテンプレだが、その分キャラはしっかり立っているしわかりやすく読みやすい。
好みを言えばラブ成分と葉月の百合成分はもう少し濃いめが嬉しかったかな。
でも、それ以上に心残りなのが芹沢君。どうみても某バカ小説の秀吉ポディションという美味しいキャラなのに何故こんなに扱いが軽い? 何故挿絵が一枚も無いんだ!? なんてもったいない。
なーんにも考えずに読める一冊。2巻が出るなら芹沢押しでお願いしますw